出版社内容情報
『週刊金曜日』連載の単行本化。イラク戦争から8年。どれだけの命が奪われ、愛や希望が失われたのか。拘束・解放で止まっていた高遠菜穂子の「命の時計」が回り始めた。支援ボランティアを続ける著者渾身のリポート。
内容説明
イラク戦争から8年。どれだけの命が奪われ、愛や希望が失われたのか。拘束・解放で止まっていた高遠菜穂子の「命の時計」が回り始めた。支援ボランティアを続ける著者渾身のイラクリポート。
目次
戦争と恐怖、命と愛に向き合って…―イラクへの道
戦争がもたらした宗派対立の悲劇―イラク避難民その1
「テロとの戦い」は間違っている―イラク避難民その2
銃で人の命は救えない―最激戦地で生き延びたカーシムの結論
行き着いた先が「反戦」―「冬の兵士」になった帰還兵たち
動き始めた「命の時計」―イラクに戻った!拘束から5年ぶり「幸福の9日間」
埋没するイラク報道―迫害され殺されるジャーナリストたち
安住の地探すイラク難民―多宗教・多民族国家の描けない未来図
イラクは「ヒロシマ」と同じだ―ドゥハが語る劣化ウラン弾の恐怖
苦しむ両者の架け橋に―「冬の兵士」とイラク人の対面を模索〔ほか〕
著者等紹介
高遠菜穂子[タカトオナホコ]
1970年、北海道生まれ。2000年からインド、タイ、カンボジアでボランティア活動に取り組む。03年からイラク入り。04年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力に拘束された。解放後、日本国内で「自己責任」バッシングを受ける。その後も「イラクホープネットワーク」を軸に、国際的なイラク人道支援活動を展開中。「9条世界会議」呼びかけ人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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