目次
第1章 政権交代と左翼・右翼の現在
第2章 左翼・右翼の体質と天皇制・道徳主義
第3章 西郷・三島と右翼思想の系譜を探る
第4章 我々の原点は青春時代にあり
第5章 日蓮主義・大本・オウム真理教をめぐって
第6章 国家権力と軍隊・愛国心をどう考えるか
第7章 言論の自由と言葉の大切さについて
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。高校教師、経済誌の編集長を経て評論家となる。『週刊金曜日』発行人
鈴木邦男[スズキクニオ]
1943年、福島県生まれ。学生時代から右翼・民族運動に関わる。新聞社勤務を経て、73年、「一水会」を結成して99年まで代表、現在は顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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澄
13
【再読】【立読】背表紙をみて手に取り、表表紙をみて「あ、、、以前読んだことある本だ」と思い出す。右か左かと聞かれると右と答える自分だが、佐高さんには惹かれるものがあり。2018/03/24
澄
13
100%右翼、100%左翼という人はいないのでは、自分の中で占める左右の割合がその時々によって右か左か別れるだけかな。そもそも今の時代、簡単に右翼、左翼と区分けすることがナンセンスなのかも。佐高氏、鈴木氏の対談形式で進む内容は右翼、左翼の定義分けよりも近代史を学べる内容が自分にとって収穫だった。右翼も左翼も源は西郷隆盛にあり、なるほど。2014/10/04
ichiro-k
7
マスコミなどではバラエティ化した政治家・宗教家・評論家(ついでに某漫才師)などが目に付きます。こういう輩に騙されてはいけないと思い「思考の根っこ」を知りたくて読んでみましたが、近頃では右の思想・左の思想がこんがらがっていてわかりません。時代かなぁ~~2010/02/23
matsu04
5
佐高の対談本の相手にはいろいろな人間が出て来るが、誰であれそこそこ話が合っている。あるいは話を合わせているのだろうか?「右も左も源は西郷にあり」は、なるほどなと思った。2014/11/04
シッダ@涅槃
5
西郷隆盛は征韓論者じゃなかった(少なくとも”征服”を唱えたひとではなかった)など、近現代史について知らないことがボロボロでてきて、自分の無知に呆れたが面白かった。で、右翼左翼が分かったかといわれると、全然わからない。。。ただ「右翼や左翼といった思想じゃない。人間だ」という言葉に集約されるのだろう。2014/04/24