内容説明
JALは加害者なのか?それとも被害者なのか?JALでは、いったい、何が起きていたのか?跳梁跋扈する政財官のトップたち!国を巻き込んだ熾烈な人事抗争!その闇を暴き、「会社という生きもの」の本性を考えるための一冊。
目次
第1部 日本航空の迷走(佐高信)(『虚々実々』こそが実態を暴く;経営陣内紛史)
第2部 小説『虚々実々』(本所次郎)
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。高校教師、経済誌の編集長を経て評論家となる。『週刊金曜日』発行人
本所次郎[ホンショジロウ]
1937年、東京生まれ。経済記者として26年間、運輸、金融、財界などを取材し執筆活動に入る。財界、歴史上の人物ドキュメンタリーや企業小説など多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほっそ
3
小説がわかりにくいの一言。だいぶ前にお亡くなりになった政治家などは、実名。発表当時生存の方は、匿名。ごちゃごちゃになって、ふ~~んという感じでした。2012/11/09
ホキム
2
123便の事故後の人事の話。小説としての面白さはなかったですね。2022/11/25
のぶ
1
週刊金曜日は、25年ほど前かな、創刊の頃に定期購読してました。その後、家計の事情で中断して今に至ってますが、マネーや権力に阿ることのない姿勢には共感を持っています。その週金が社会の裏側を告発すべく発行する「…の正体」シリーズ(たぶん)ですが、残念ながら題名ズレの感はあります。本書の主要部は123便事故の直後の頃を舞台にした企業内小説ですが、本書刊行の2010年頃の感覚でもひと時代を経てしまっていてJALの正体が見えた感じはしなかった、でも、政治や官僚が怪しく蠢く「日本の正体」を感じさせる本ではありました。2021/04/18
けんた
1
JALについてはいろいろ読んだけれど・・・結局誰も「お客様のために」経営してないってことがアリアリでうんざりする。せいぜい今度のことで少しは解消されるといいのだけれど。2011/01/30
ともあきほ
0
2010年発行になっているから今の話だと思ったら1995年に書かれた内容で、しかも小説で御巣鷹山後の人事を巡る内容だった 2011/05/05