内容説明
自分の国に殺される。「構造改革」が生んだ格差と貧困によって、「生存権」を奪われた人々を追ったルポルタージュ。
目次
第1章 「ワーキング・プア」の現実(前近代的労働の復活―搾取される流浪の労働者たち;露呈する「小さな政府」のツケ―公共サービスを侵蝕する賃金破壊;規制緩和がもたらす貧困―生存権も奪われたタクシー労働者;劣悪なヘルパー労働―介護の質的低下で高齢化社会に暗雲;黄金の国ジパングの暗部―外国人労働者に強いる奴隷労働;弱い者いじめの重税国家―市場淘汰される中小業者)
第2章 小さな政府大きな格差(自治体リストラの正体―「痛み」を強いる道庁改革;「郵便局はなくならない」のウソ―過疎地の切り捨てがはじまる;希望なき郵政民営化―郵便局員の悲鳴が聞こえる;現代版「楢山節考」―生活保護・老齢加算廃止の非情;生存権も教育権も奪われて―母子の棄民化がはじまる;これでは病院に行けない―国民健康保険証を返せ;弱者切り捨ての障害者自立支援法―福祉はカネで買えない!)
生存権を保障する社会に向けて
著者等紹介
平舘英明[ヒラタテヒデアキ]
1964年福島県生まれ。会社員を経て、2001年からフリーのジャーナリスト。主に労働、教育、福祉、社会保障をテーマに執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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