JALの翼が危ない

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JALの翼が危ない

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  • サイズ B6判/ページ数 124p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906605217
  • NDC分類 687.067
  • Cコード C0036

内容説明

徹底した安全管理が要求される航空業界。ボーイング777型の15機は欠陥エンジンの交換が間に合わず、いまもそのまま飛び続けている。規制緩和と効率至上主義、そして労働者のリストラが招いた空の実態。いったん飛び立つと逃げ場がない飛行機でこんなことがあっていいのか。大反響の本誌連載記事に大幅加筆。「軍事利用される日本の翼」の章を新たに追加して緊急出版。タブーなき『週刊金曜日』が切り込む「JR」につづく「危ないシリーズ」第2弾。

目次

第1章 B777(ボーイングスリーセブン)エンジン停止
第2章 CA(キャビンアテンダント)の悲鳴が聞こえる
第3章 視界不良のコックピット
第4章 安かろう危なかろう
第5章 錯綜する飛行ルート
第6章 軍事利用される日本の翼

著者等紹介

安田浩一[ヤスダコウイチ]
1964年静岡県生まれ。『週刊宝石』(光文社)記者などを経て、2001年よりフリージャーナリスト。事件、労働問題を中心に週刊誌・月刊誌へ執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハンギ

0
在特会の取材で有名な安田浩一さんですが、労働関係の取材もいくつかされていて、これはJALについてでした。2006年出版。規制緩和の煽りをうけて、殺人的な業務になってしまったパイロットや客室乗務員の実情に迫る。在職中のパイロットの平均寿命は43歳とか、十分に訓練されていない客室乗務員、また労災を受け付けない現場など、かなりブラックだ。また利益追求による、人件費のコストカットの問題、特に整備士とパイロット(三人→二人)の削減は安全に関わる問題なので、大丈夫か心配です。外国からも非難があるそうです。2013/01/31

かも

0
★☆☆☆☆読むだけ時間のムダ。公平性に欠ける観点で、JALを一方的に批判してる。経営者や利益という視点からの考察が全くない。安全こそ全てという一面的な見方に支配されてしまっている。自動車を例にすると、毎年多くの死傷者が出ているが便利なので手放すことはできない、つまり安全と利便性のトレードオフ。当然ながら飛行機も同じく安全と利便性のトレードオフ(統計的には自動車より安全)。この本にはその観点が全くない。一見するとショッキングな事柄を無為に並べ立ててヒステリーを起こしているだけで冷静な議論を導けないひどい本。2019/09/01

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