遙かなる人間風景

遙かなる人間風景

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  • サイズ 46判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784906287154
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

不思議な「自由の風」が流れていた戦前、ドイツ軍占領下の悲劇の戦中、そしてめまぐるしく変貌する戦後。フランスの三つの時代に身をおいた元大倉商事商社マンが描く、色あざやかな人間風景。―武士道を心底に、商売と文学を両手に―『彷書月刊』連載に大幅増補した、ヒューマニズム・エッセイ集。

目次

マールスドルフ城の日々(一九四五年三月)
ヒトラーは自殺していた(一九四五年四月)
チューリッヒまで(一九三九年五月)
バイオリンの音色(一九四六年十二月)
大井広介の不思議(一九四七年一月)
柳原白蓮さん(一九五〇年八月)
アンゴラ兎毛と寒天(一九五〇年十二月)
日本茶、海を渡る(一九五一年三月)
フランス軍購買団(一九五二年四月)
恋文横丁(一九五三年七月)〔ほか〕

著者等紹介

大崎正二[オオサキショウジ]
1913年生まれ。福岡県嘉穂中学卒。1935年東京外国語大学仏文科卒業後、大倉商事株式会社に入社。1937年から1944年までパリ支店勤務、次いでベルリン支店に移り、終戦直前にシベリア経由で帰国。戦後、ロンドン支店長、パリ支店長を経て退職。その間、母校の講師
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