出版社内容情報
放射能と放射線についての基礎知識から被曝による人体や遺伝子への影響、食品の放射能汚染についてなど具体的な事例を挙げわかりやすく解説。
内容説明
体にあたった放射線って結局、どこへ行っちゃうんですか？放射線あてたジャガイモは放射能をもつんですか？お母さんの疑問は矢つぎ早です。放射能と放射線についてもう一歩ふみこんで理解を深め行動のエネルギーにしましょう。
目次
放射線を浴びると放射能をおびる？
放射線障害の「非特異性」って何？
キュリー夫人は放射線障害で死んだ？
同じ線量でも子供の方が敏感？
微量放射線は体にいい？
３７０万ベクトルまでは法律上は非放射性？
医療上の放射線被曝も有害？
放射線照射食品の安全性とは？
体内放射能は無限に蓄積される？
放射性核種によってたまる臓器が違う？
体内汚染による被曝はどうやって測る？
ガイガー・カウンターで何が測れる？
放射線防護の３つの原則とは？〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのゆかパパ＠ぼちぼち読んでます
23
「微量放射線は体にいい？」「医療上の放射線被曝も有害？」など疑問にそくして放射能について説明したブックレット。現在進行形の疑問に直接答えるものではないのだが、放射能問題の基礎がわかりやすく、いまの問題を考える上でも教えられることが多かった。とはいえ、放射能から身を守るということは、本来浴びないにこしたことのないものをどこまで浴びていいかという矛盾した内容を含んでいるだけに、実生活上の対応を考えると悩ましさが残る。個人まかせにせず、国として専門的な知見を集め、安心できる対策をとってほしいと切に感じる。2011/07/05
きくえ
1
放射能の質問に答えてくれる本。この一年間で沢山放射能のことを勉強させられているので、いろいろなことがスッと入ってきてわかりやすい本だなと思ったけれども、ちょっとでも知らないことは全然訳かわからなかったのであまり有難くない勉強の成果なのかなと思ったり。内部被曝について今まで読んだ資料の中ではわかりやすかったし、日常生活の中の放射能についての疑問に思っていたことが沢山解決してよかった。結局、危険なことはわかっていて回避する方法はわかっていても、被害を受けた場合に元通りに戻す方法は存在しないのだと…そう感じた。2012/06/12
紺色の風書
0
放射能汚染、被曝について、危険と感じるだけで、その現象や影響を理解するのは難しい。本書は様々な疑問や話題に説明されていてるが、文章の記載が込み入っているので、もう少し間があるか説明図があると良かったと思う。2017/03/04
Noboru
0
3.11後に読みました。 放射能と放射線の違いも知らない事が恥ずかしかったです。2011/01/01
