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甦る高原の縄文王国―井戸尻文化の世界性

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  • サイズ A5判/ページ数 315p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784905913924
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C1021

出版社内容情報

◆世界的な縄文造形を生んだ富士眉月弧文化圏とは何か。別荘住人となって八ヶ岳山麓を歩きまわる宮崎駿氏、“諏訪が魂のふるさと”と自認する中沢新一氏らが、井戸尻の衆と出会い、ほんとにおもしろい本ができました。
◆日本新石器文化の世界的遺産・藤内遺跡(長野県諏訪郡富士見町)の造形を中心に据え、縄文中期文化の系譜と神話像の探究、古代・中世から今日まで地域が培ってきたものの深さと大きさの模索から列島文化の姿をたぐる講演録集。
◆藤森栄一の縄文研究を継承し、縄文世界の神話像の探究と縄文農耕の実証をめざしてきた井戸尻考古館研究者の仕事がここに圧縮されています。
【主な目次】まえがき(富士見町長 矢嶋民雄)/Ⅰ 縄文王国を発掘する 藤内遺跡発掘回想―それから四十年(武藤雄六)、大地の月(樋口誠司)、井戸尻遺跡群と縄文王国(樋口昇一)/Ⅱ 地域の深さと大きさを知る 富士見高原はおもしろい(宮崎 駿)、先史諏訪の世界性(中沢新一)/Ⅲ 新石器文化を素描する 藤森栄一以後の縄文農耕論(武藤雄六・田中 基・小林公明・長崎元廣・五味一郎・樋口誠司・小松隆史)、縄文土器の図像学(小林公明)/あとがき(富士見町教育長 小松睦示)/井戸尻考古館の仕事

内容説明

「地域」が培ったものの深さと大きさ。列島文化の「未生の像」をたぐる―本書は、井戸尻考古館において開催された藤内遺跡出土品重要文化財指定記念展「甦る高原の縄文王国」の期間中(二〇〇二年七月二〇日~一一月二四日)に催された講演会・座談会をまとめた富士見町教育委員会・井戸尻考古館刊行の講演録集『甦る高原の縄文王国』(二〇〇三年三月二一日発行)を、図版の増補・再構成などを加えて刊行するものです。

目次

1 縄文王国を発掘する(藤内遺跡発掘回想(それからちょうど四十年;大地の月)
井戸尻遺跡群と縄文王国―藤内遺跡を中心として)
2 地域の深さと大きさを知る(富士見高原はおもしろい;先史諏訪の世界性)
3 新石器文化を素描する(藤森栄一以後の縄文農耕論―石製農具を中心として;縄文土器の図像学―藤内から二十年とその後の二十年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宮崎太郎(たろう屋)

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宮崎駿さんの講演録に惹かれて読み始めました。妄想に心があって楽しい。かつての人の息づかいを感じます。

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