内容説明
生命倫理学の領域で、応用的な範疇に位置し、十分な論議がなされていない「公衆衛生におけるインフォームド・コンセント」について、斑状歯裁判と水道水フッ化物添加事業中止の2事例を詳細に分析し、ガイドラインを提示!公衆衛生従事者、医療関係者、社会学・政治学研究者等に必携。
目次
第1章 公衆衛生における「生命倫理学」の位置づけ―動向と課題(「生命倫理学」と公衆衛生;公衆衛生における「生命倫理学」の現状と課題)
第2章 歯科保健の動向と水道水フッ化物添加の変遷(我が国における歯科保健のあゆみ;「健康日本21」における歯科保健対策;水道水のフッ化物添加をめぐる動向)
第3章 事例(西宮市及び宝塚市の斑状歯裁判から学ぶこと;旧具志川村(現久米島町)の動向から学ぶこと)
第4章 公衆衛生における「IC」とそのガイドライン
著者等紹介
二宮一枝[ニノミヤカズエ]
岡山県公衆衛生看護学校、国立公衆衛生院専攻課程(看護)を経て岡山大学文学研究科(人間学専攻)修了。岡山県立大学保健福祉学部看護学科勤務
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