内容説明
西洋発世界大の近代システムは、大いなる意義をもっていたが、大いなる限界も孕んでいた。そして現在、近代化は既に全貌を展開し尽くし、行き詰まりを示し始めた。私たちは西洋発近代を卒業する時期にきている。その大役を先導主導できる者は日本民族においてほかにいない。いよいよ出番、真打登場である。
目次
第1章 西洋発近代とはなんであったのか(人間とはなにか;歴史とはなにか ほか)
第2章 総合的地歴観の提唱(地歴観とはなにか;総合的地歴観の提示 ほか)
第3章 西洋発近代からの卒業(西洋発近代の論理;西洋発近代の評価 ほか)
補章 西洋発近代における知の動向と課題(前期近代知の批判的小括形態としてのマルクス理論;後期近代知の概要と課題 ほか)
著者等紹介
松崎昇[マツザキノボル]
昭和29年埼玉県に生まれる。53年横浜国立大学経済学部卒業。60年筑波大学大学院博士課程社会科学研究科修了。上武大学経営情報学部教授。博士(経済学)。日本会議会員。所属学会―日本社会学会、比較文明学会、International Society for the Comparative Study of Civilizations(国際比較文明学会)、人体科学会、日本国際政治学会、日本未来学会、経済理論学会
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