内容説明
夢の新技術、世界初の解説書!ソフトウエアの利用方法が革命的に変わる技術―それが、「ソフトウエア自動チューニング」です。この新技術があれば、あなたが寝ている間に、利用するソフトウエアが高速化されたり、適する方法を自動的に見つけてくれたりします。ソフトウエア開発者の立場では、新しいコンピュータ向きのソフトウエアを、最初から作り直さずとも高性能ソフトウエアを作製しリリースできるようになります。すなわち、ソフトウエア開発の工期が劇的に短縮されます。
目次
ソフトウエア自動チューニングとは
FIBERプロジェクトにおける研究構想
それは数値計算ライブラリ開発者から生まれた
関連研究
FIBERフレームワーク
FIBERによる自動チューニング適用例
FIBER自動チューニング機構の評価
準備
ABCLIBSCRIPTによる自動チューニングライブラリの実装
ABCLIBSCRIPTの内部仕様〔ほか〕
著者等紹介
片桐孝洋[カタギリタカヒロ]
電気通信大学大学院情報システム学研究科助手。1973年生まれ。1994年国立豊田工業高等専門学校情報工学科卒業。1996年京都大学工学部情報工学科卒業。2001年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程修了。2005年3月~2006年1月米国カリフォルニア大学バークレー校コンピュータサイエンス学科客員研究員(予定)。博士(理学)。2002年から、科学技術振興機構さきがけプログラム「情報基盤と利用環境」領域研究者(第1期生)。大規模固有値問題、数値計算、並列処理、高性能計算(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)、およびソフトウエア自動チューニングの研究に従事。平成14年度情報処理学会山下記念研究賞受賞。趣味は料理。固有値問題の研究をライフワークとしている。日本応用数理学会、情報処理学会、日本計算工学会、日本ソフトウエア科学会、米国応用数理学会(SIAM)、米国計算機学会(ACM)、電気電子学会‐計算機学会(IEEE‐CS)など、各正会員
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