内容説明
認知意味論に基づいて、「XはYがZ」構文の表す多元性に、初めて意味的な側面からメスを入れた画期的・革新的な日本語理論。
目次
1 はじめに
2 「XはYが+述語形容詞」構文に対する伝統的な意味論による考察
3 「XはYが+述語形容詞」構文における「Xは」の意味機能に対する分析
4 「花は桜がいい」構文に対する認知意味論的分析と考察
5 「花は桜がいい」構文における各文成文相互の係わり合い方に対する考察
6 名詞「花」の多義性に対する意味分析
7 「花は桜がいい」構文の認知意味論的分析と考察
8 今後の課題
9 総括結論
著者等紹介
豊地正枝[トヨチマサエ]
愛知県津島市生まれ。中学三年生の時、「野口賞」を受賞。愛知県立明和高校時代に県立岐阜高校主催の全国高校弁論大会で準優勝。同校卒業後、アメリカ合衆国ユタ州立ウェーバー大学に入学。同大学において二年間の教養課程を履修後、カリフォルニア州立大学のサクラメント分校に入学、同大学において政治学の学士号を取得して卒業。私立南カリフォルニア大学・大学院の教育学研究所に入学して、主に日・英両カ国語教育分野のカリキュラムと教授法を専門的に学び、教育学の修士号を取得して卒業。中華民国台湾において、国立政治大学・大学院の東アジア研究所において、主に近代における日本と中国の政治・歴史・経済を学び、東アジア研究所から法学にて修士号を取得して卒業。日本では国立名古屋大学・大学院の文学研究科博士(後期)課程において、日本言語文化を専攻して同博士課程を修了。修了後、同大学・大学院の国際言語文化研究科の研究生。台北では、元私立淡江大学にて日本語講師、現国立台湾大学文学院・日本語日本文学学科では講師を経て助教授となり、二十年の教職キャリアを持つ
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