内容説明
全国老人保健施設協会では平成9年度の調査研究事業として「痴呆性老人ケアマニュアル」の研究を取り上げ、報告書を取りまとめた。そのなかでは、老人保健施設における痴呆性老人ケアの実態を調査・把握し、その分析に基づいたケアのあり方を追究するための基礎的なデータおよび考え方などの研究が行われた。これらの研究成果を踏まえ、平成10年には報告書をベースに再編集し、さらに、各施設で実際に使用されている「ケアマニュアル」の例や、ケアの実際に関する事例をふんだんに盛り込み、単行本『老人保健施設痴呆性老人ケアマニュアル』として出版、老人保健施設関係者に一つの指標を提供してきた。本書は、今般、介護保険制度という高齢者ケアの新たなステージを迎えて、制度の趣旨を踏まえながら、より充実した内容のものへと改訂されたものである。
目次
第1部 痴呆性老人ケアの現状
第2部 痴呆性老人のケアのあり方
第3部 痴呆性老人のケアマニュアル例
第4部 痴呆性老人ケアの事例
第5部 資料