ダライ・ラマ 宗教を越えて―世界倫理への新たなヴィジョン

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784905425229
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0015

内容説明

現在のダライ・ラマの思想のすべて。宗教の枠を越えた、人類普遍の倫理を説く。

目次

第1部 世俗の論理への新たなヴィジョン(世俗主義について考え直す;人類に共通する人間性;幸福を求めて;幸福の礎としての慈悲心;慈悲心と正義の問題;洞察力の役割;グローバル化した世界での倫理観)
第2部 心の訓練によって精神性を高める(まず自分から始めてみる;日々の生活における倫理的な気づき;煩悩とどうかかわるか;鍵となる内的な徳性を培う;谷を培う瞑想)

著者等紹介

ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ[ダライラマ14セイテンジンギャツォ] [His Holiness the Dalai Lama,Tenzin Gyatso]
1935年、チベット東北部アムド地方に生まれる。2歳のときにダライ・ラマ法王13世の転生者として認定される。1950年、チベットの政治・宗教の指導者となる。1959年、中国のチベット侵攻による情勢悪化を受け、インドへ亡命。インド北部のダラムサラにチベット亡命政権を樹立。2011年、チベットの民主化のため、政治的権限を選挙で選出された主席大臣に委譲。1989年、ノーベル平和賞受賞

三浦順子[ミウラジュンコ]
東京学芸大学教育学部卒業、大学卒業後インドのダラムサラに滞在し、チベット難民と共に4年間を過ごす。帰国後からチベット関係の翻訳や通訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぱんなこあら

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読み終えて宗教を超えての意味を納得させられる。 宗教家でありながらも、世俗の人(他宗教の人含む)に対しても当てはまる真理の追究に尽力されていることがよくわかった。心の持ちようによって人は幸せにも不幸にもなれる。慈悲や慈愛の心をもつことが自身の幸せにもつながる。こういった心をはぐくむために精神的な成長を遂げるための鍛練として瞑想がある。個を際立たせることに重きを置く昨今の風潮の中で消して風化させてはならない思想だと思う。2022/02/14

あきら

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チベット仏教の指導者であるダライ・ラマが「宗教を越えて」という副題の本、不思議でも何でもない。ダライ・ラマはいつも他の宗教のことを勉強しているし何かを否定したりなんてしていない。特に利他、ということ。慈悲と共にいつもダライ・ラマが言っていることだけれど、それは仏教だけでなく、どの宗教にもあると言っている。確かに利他という言葉だと宗教絡みだと思われるけれど、人として生きていく上で大切なことだと言っている。この、宗教を越えてという副題には、いろんな意味が込められている。2021/01/31

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