マルクスのアソシエーション論―未来社会は資本主義のなかに見えている

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  • サイズ A5判/ページ数 430p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784905261032
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C3033

内容説明

「各個人の十全で自由な発展」を実現する社会をめざしたマルクス。顕微鏡的穿鑿を踏まえて「発展形態の内的紐帯」を探るマルクス。そのようなマルクスをどのように読み解けば、彼の理論と思想から現代の社会運動が必要としている指針を読み取ることができるか。長年にわたる渾身のマルクス研究がここにひとつの読み方を示す。

目次

「現存社会主義」は社会主義か
第1部 アソシエーションとはどういう社会か(マルクスのアソシエーションとはどういう社会か;「資本主義的生産の否定」はなぜ「個人的所有の再建」か;「アソーシエイトする」とはどういうことか)
第2部 ソ連の社会は「社会主義」だったか(ソ連の社会は国家資本主義だった;ソ連の社会は資本主義だった)
第3部 アソシエーションをめざして(アソーシエイトした労働とはどのような労働か;アソシエーションを実現する個人はどのようにして生まれるのか;資本主義はアソシエーションを懐妊し産みおとす;自由な諸個人のアソシエーションをめざして)
マルクスにとって『資本論』とはどういうものだったか

著者等紹介

大谷禎之介[オオタニテイノスケ]
1934年、東京都に生まれる。1957年、立教大学経済学部卒業、大学院経済学研究科に進む。1962年、東洋大学経済学部助手。同専任講師、助教授を経て、1974年、法政大学経済学部教授。経済学博士(立教大学)。1992年から、国際マルクス=エンゲルス財団編集委員。1998年から、同財団日本MEGA編集委員会代表。2005年、法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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