内容説明
時の首相まで震え上がらせた!昭和、平成の政界、経済界、闇の世界を動かした二人の漢(おとこ)の壮烈なる記録!
目次
第1章 任侠道
第2章 疾走
第3章 龍と虎
第4章 裏経済
第5章 政界の闇
第6章 経済界進出
第7章 陽はまた昇る
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年広島県に生まれる。一歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文科を卒業。大宅荘一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける。『小説電通』でデビュー後、著作は400冊以上に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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姉勤
19
ドラマや映画、フィクション作品のモデルになるくらいだから、面白い事は面白い。しかし、本書を読むなら、同著者の「修羅の群れ」のほうが詳しいし、外連味もあるので、そちらの方が楽しめる。後半は、胸クソ悪くなる事請け合い。ヤクザ以下の外道が、跳梁跋扈するバブル時代を垣間見る。その悪党共も同時代の人々の欲の憑代。濃縮体なのかもしれない。2015/02/19
ぐずぐず
3
何十年も売文稼業をやってきて、この文章はなんだ! 誤字脱字は山盛り。書かなくても判る主語を毎行のように繰り返すのに、何人もの名が出る長い文章の途中で主語を省くので訳が判らなくなる。文の始めと終わりの帳尻があわず、意味が通じない箇所すら多数有った。「一発触発」に至っては・・・。幾ら取材力に優れていても、この文章で金を取るのは、読者に対して失礼だと思う。ノンフィクション作家はこんなのが多いなぁ。2015/10/19
K.C.
2
山口組の本はそれなりに読んできたが稲川会については知らなかったので、手に取ってみた。前半の稲川聖城はそれなりに読み応えがあったし、横浜が舞台にもなるので馴染みがある。ただ、後半の石井隆匡になると、(経済やくざだったのは事実だが、)その比較で、単なるバブルに踊った印象しか残らなかったのが残念。加えて誤字の多さには辟易。何ページか毎にあり、しかも大事な数字などを間違えていたりと、出版社の姿勢に疑問あり。2015/03/15
BATTARIA
1
ヤクザの実録的な本は、読んでみると期待外れが多いが、これもそうだった。大下英治にしては実にお粗末。2020/05/10
西下健治
0
現実にはきれいごとだけで済まない世界もあるんだろうね。しかし政治家とやくざは切れない関係があるんだろうなぁ… 結局、人の弱さだったり、欲望、邪念が陰を生み、それを隠す為に裏の世界がはびこる。肯定したくないけど、否定だけで生きるほど人間は強くない、残念ながら…2016/08/16