日本の原発危険地帯

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日本の原発危険地帯

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784905042174
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

原発問題の第一人者が告発する、渾身のノンフィクション

―町はなぜ原発を受け入れたのか。そこで何が起きたのか―

本書は2006年に新風舎より刊行された『日本の原発地帯』を改題・加筆したものだ。
らの足で現場を歩き、市井の目線で書かれた原発地帯をめぐる鎌田氏ルポは、時を経た今なお精彩を欠かない。むしろ今だからこそ、原発を受け入れた町々の現実が、いっそうの生々しさをもって突きつけられてくる。
普段私たちが何気なく使っている電気の大方は、全国の地方の町々に乱立する57基もの原子力発電所で賄われており、さらに建設中のものが10基もある。
それは、東日本大震災以降に福島で起きた悲劇が、他の原発でも十分に起こりうるということを意味している。 このことを、私たちは忘れてはいけない。

鎌田氏は次のように言う。
「これから、被災地の不幸はますます増殖する。その不幸を具現しないためには、原発の支配から脱却するしかない。
簡単なことだ。「脱原発」を宣言し、原発から撤退をはかり、代替エネルギーの開発を毅然と進めればいいだけのことだ。
それは日本の民主化の道でもある。」

<目次>

まえがき 脱原発にむかう時
日本の原子力発電所、核燃料施設の地図

Ⅰ 原発先進地の当惑 福井

Ⅱ 金権力発電所の周辺 伊方

Ⅲ 原発銀座の沈黙 福島

Ⅳ 抵抗闘争の戦跡 柏崎

Ⅴ 政治力発電所の地盤 島根

Ⅵ 原子力半島の抵抗 下北

Ⅶ 1988年、下北半島の表情

Ⅷ 核の生ごみ捨て場はどこに? 人形峠、東濃鉱山、幌延

Ⅸ 住民投票の勝利、1996年8月

単行本あとがき/文庫版のためのあとがき/解説 西尾漠
改題刊行のためのあとがき ダモクレスの剣―原発事故の最中で
関連年表

内容説明

世界を震撼させた原発パニック。町はなぜ原発を受け入れたのか。そこで何が起きたのか。

目次

1 原発先進地の当惑―福井
2 金権力発電所の周辺―伊方
3 原発銀座の沈黙―福島
4 抵抗闘争の戦跡―柏崎
5 政治力発電所の地盤―島根
6 原子力半島の抵抗―下北
7 1988年、下北半島の表情
8 核の生ゴミ捨て場はどこに?―人形峠、東濃鉱山、幌延
9 住民投票の勝利、1996年8月―巻町

著者等紹介

鎌田慧[カマタサトシ]
1938年青森県弘前市生まれ。早稲田大学文学部卒業。新聞記者や雑誌記者を経て、フリーとなる。労働や原発、教育などの問題を弱者の立場にたって追求するルポライター。いまも変わらず、自らの足で現場を歩き、市井の目線でルポを書き続けている。『反骨―鈴木東民の生涯』(講談社文庫)にて1990年度新田次郎賞を受賞、『六ヶ所村の記録』で(岩波書店)にて1991年度毎日出版文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

29
82年に初出の「日本の原発地帯」(既読)を再構成し改題したもの。2011年4月に緊急出版。70年代、日本各地に建設された原発を著者がお得意のルポし、地元住民の意見や政治家の動きなど読み取れる。2020/03/07

モリータ

9
◆82年潮出版社、原題『日本の原発地帯』→88年河出文庫、本書7章(当時の下北半島の状況)追記→96年岩波同時代ライブラリー『新版 日本の原発地帯』、本書8章(核廃棄物処理場を巡る人形峠、東濃、幌延の状況)、9章(巻町の住民投票の状況)追記→06年新風舎文庫→11年『日本の原発危険地帯』として本書刊行。原子力関連事故・災害の都度、関心が高まって繰返し刊行されているようだ。◆原発が地域にどう「侵攻」してきたかを示すルポ。原著(82年)部分は福井、伊方、福島、柏崎、島根、下北の各地の人々への聞き取りによる。2022/02/12

unpyou

5
信頼できるジャーナリスト、鎌田慧氏が、日本各地の原発建設地ーその多くは過疎と貧困な生活インフラに喘ぐ地方自治体ーに訪れ、人々の生活と原発との関係を描いたルポルタージュ。用地取得のために地権者の家族を騙し、あげく故意ではなかろうまでも自殺に追い込みさえする、原子力行政をバックにした電力会社の横暴、補助金引き当てにより地方「自治」を踏みにじってきた政策の罪が描かれる。原発と民主主義は対極、という著者の見解に納得。巻末、かくなる原発行政に直接住民投票で挑んだ新潟県巻町のまさしく民主主義的反撃には目頭が熱くなる。2011/04/19

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

4
☆×4.5…これはまさにタイムリーな本。私の住む県にも実は原発があります。その土地でもかなり強烈な反対は行われていたようですが…結局はあるものの力にはかなわなかったようです。「あれ」は本当に人を狂わせますよね。それを住民たちにばら撒いた電力会社には憤りを覚えました。私の住んでいるところの隣県で起きた出来事を見て、つくづく思います。こんなリスクの大きい、汚い発電方法、「いりません」2011/05/03

緑のたぬき

1
内容としては全国各地の原発建設過程での、電力会社、御用学者による金、権力、恫喝を用いた反対派住民懐柔の話。漁師、農家の科学的リテラシの低さにつけこみ、騙して土地の権利書に判子を押させ、土地を取り上げ、金、接待、地方補助金漬けにする。福島の事例を見ても、事故が起きても誰も責任を取らないので、これ以上の建設と稼働は控えるべきである。2020/04/17

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