内容説明
ラフな裸婦(AV女優)たちの満たされ本音トーク。「AVやっててよかったなぁ、何も無駄にはしていないよね」。
目次
晶エリー
滝沢優奈
長谷川瞳
みづなれい
川上ゆう
大塚咲
彩花ゆめ
小澤マリア
著者等紹介
森下くるみ[モリシタクルミ]
1979年秋田生まれ。1998年にAV女優としてデビュー。多くのファンを獲得し、約10年の間に約60本の作品に出演。2008年に引退。現在は文筆業に活動の場を移行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
15
AV女優当事者によるインタビュー。「名前のない女たち」からこっちAV女優のヤケクソ的生きっぷり、赤裸々通り越して丸裸になっちゃった彼女たちの人生観、思考回路「なんでそんなことになるのや~」が気になってしゃあないので読む。ライター(男目線)と、当事者(女目線)でここまで語りが変わる?潔く男前な彼女たちの語り口調、当然ながら自分の生き方、仕事にプライドを持っていた。常識を超えた価値観を生きる裸婦な彼女たちのトークにズバ抜けた底力とマッチョ感を見た。2012/10/12
ainin
4
業界のドロドロとかではなく、日常のゆる〜い会話が多くて気軽に読めました。でもしっかりした方が多いので良い言葉もたくさんあって…。やっぱり「女優」さんは素敵。美しいです。(写真がモノクロなのでいつもとちょっとイメージ違うかな?)2011/07/09
S.Fukazawa
3
元花形AV女優による、同業者へのインタビュー集。何故AV女優を志したのか。仕事について何を思い、どのように向き合っているのか。そして家族や恋人とのつきあい方は?興味本位で下品な質問をぶつけるのではなく、女優達の「生きかた」をあぶり出そうとしているのが特徴です。一読して強く印象に残るのは、彼女達のプロ意識の高さ。真面目に、プライドを持って仕事に取り組んでいる様子が、ひしひしと伝わってきます。「AV女優」というと悪いイメージが先行しがちですが、それを覆してくれるような一冊です。2011/08/25
haruaki
2
AV女優になった人達のインタビュー。プロ意識が強く、文字通り体を張った仕事ぶりが気持ち良いです。AVをやっている彼女なんて嫌でしょ、と自分に対してキツイ言葉もさらりと言ってしまえる彼女達がかっこよかった。なんとなく著者自身の事が書かれる部分が多く感じてもっと彼女達の話を聞きたいなぁと感じたのがちょっと残念。2013/09/10
フロム
2
AV女優のインタビュー集。まあありがちな企画だとは思うのですが、ポイントはインタビュワーが元花形AV女優の森下くるみっていう所。実は彼女、優秀な人間で相当頭が切れる。今回もその才能が遺憾なく発揮され、「彼女にしかできない」インタビュー集となっている。特にAV女優自体も世代によって全然AVと言う媒体の距離感が違っており、年代が上のAV女優は自分達はアウトサイダーだと言う自覚が強いが年を降るに従って、オープンになりあけっらかんとしてるのが分かって面白い。中々面白いルポだと思います。2011/01/22