内容説明
四万十川支流沿いの小さな谷「イチノマタ」に住むデザイナー・迫田司が執筆し、高知新聞に連載されたエッセイ「四万十日用百貨店」を収録。そこで紹介されたモノを集めて開かれた個展(東京)にいたるいきさつを書き下ろす。「田んぼを始めてデザインが変わった」という自称「百姓デザイナー」の痛快エッセイ。
目次
ぼくの谷一ノ又
谷から見える人と風景(軽四トラック―運搬だけではない 市場になるのみ屋になるステージになる;肥料袋―イガグリも歯が立たない強靱さ 「四万十お裾分け袋」の大定番;トタン波板―収穫を告げる「栗ドラム」 米を守るチープな万里の長城;たにご―なんでも洗える流れる洗い場 水と人の「暮らしの源流点」;薪―自然の変換技術を体得すれば本物の「御馳走」にありつける;酒―唇湿ると滑る人間関係 酔わねば祝えない幡多方式 ほか)
四万十日用百貨店(展)―麻布十番の「レーベルギャラリー」にて
著者等紹介
迫田司[サコダツカサ]
木賃ハウス主人/サコダデザイン代表。1966年、熊本県に生まれる。1990年、大日本印刷株式会社に入社。3年間勤務の後、1993年に高知県幡多郡西土佐村(現・四万十市)に移住し、その2年後にデザイン事務所「サコダデザイン」を設立する。2003年より、休耕田だった近所の棚田(谷の川の水が入る田んぼ)を借りて米づくりを始める。以降、米をつくりながらデザインに取り組む。自称「百姓デザイナー」。全国から仲間が集う現代の木賃宿「木賃ハウス」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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茶幸才斎
慧の本箱
08041511
アメヲトコ