内容説明
科学哲学の“いきものがかり”ついに登場!「機械論vs生気論」論争の最終回答を提示。鍵は、熱力学第二法則を脱神話化することだった。
目次
第1章 なぜいま、バイオエピステモロジーか
第2章 十九世紀ドイツ生物学―力学的解釈の貫徹
第3章 現代自然哲学の特異点としてのハンス・ドリーシュ
第4章 ダーウィンは合目的性を説明したか―自然選択説=エーテル論
第5章 「薄い機械論」と、熱力学第二法則問題=ブリンカー論
第6章 「C象限の自然」の再発見
第7章 彼岸としての抽象生物学―バイオエピステモロジーから対岸に向けて
著者等紹介
米本昌平[ヨネモトショウヘイ]
1946年愛知県に生まれる。1972年京都大学理学部(生物科学専攻)卒業。証券会社入社。1976年三菱化成生命科学研究所入所。2002年(株)科学技術文明研究所長。2007年同所定年退職。7月東京大学先端科学技術研究センター・特任教授。2012年東京大学教養学部客員教授。専攻、科学史・科学論。主要著作『遺伝管理社会』(弘文堂、1989年度毎日出版文化賞受賞)『知政学のすすめ』(中公叢書、1999年度吉野作造賞受賞)『バイオポリティクス』(中公新書、2007年度科学ジャーナリスト賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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