図書館を演出する―今、求められるアイデアと実践

図書館を演出する―今、求められるアイデアと実践

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  • サイズ A5判/ページ数 97p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904678268
  • NDC分類 013
  • Cコード C0000

内容説明

あなたのちょっとしたアイデアとひと手間かけた図書館が、だれかの居場所になってたら、それはたぶん素敵なこと。あなたのつくる図書館に、だれかの居場所はありますか?図書館は人がつくる。

目次

1 ひきつける図書館空間をつくる(図書館を演出する;インターネットになくて図書館にあるもの―『空間』;図書館空間をデザインする―気持ちよく、情報にたどりつくために)
2 利用者が参加できる図書館づくり―コラボレーションの力(図書館の“空間”と“資料”を活かした展覧会;コラボレーションの素地づくり―コラボは1日にしてならず;出前で図書館展覧会づくり)
3 集客空間づくりのプロジェクトマネジメント(集客空間づくり5つのポイント;マネジメントのツール)

著者等紹介

丸本郁子[マルモトイクコ]
大阪女学院短期大学名誉教授。1935年生まれ。エモリー大学大学院ライブラリースクール卒(MLS)。中学・高校・短期大学で英語科教員として勤務する側ら、図書館の利用教育(情報リテラシー教育)の実践・啓発・人材育成に取り組む。日本図書館協会利用教育委員会の一員として、『図書館利用教育ガイドライン』、ビデオ『図書館の達人』シリーズ、ガイドブック等の作成に携わる。WEプロデュースのライブラリーマネジメント・ゼミナールには教育プログラム開発、教材作成面で参加

尼川ゆら[アマカワユラ]
舞台美術家。1975年生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科舞台美術コース卒。舞台美術家のアシスタントを経て、2004年に独立。舞台美術デザインの仕事と共に、国立女性教育会館アーカイブセンターの展示デザインを担当。With Youさいたま情報ライブラリーリニューアルに参加

多賀谷津也子[タガヤツヤコ]
大阪芸術大学図書館課長。1958年生まれ。大谷女子大学(現 大阪大谷大学)国文科卒。図書館司書、博物館学芸員資格、教員免許(国語)取得。1981年4月学校法人塚本学院に就職。大阪芸術大学図書館勤務となり、現図書館(芸術情報センター内)の竣工を経験。1986年1月浪速短期大学(現 大阪芸術大学短期大学部)に異動。同年4月新設の伊丹学舎図書館の立ち上げに携わる。17年間勤務の後、2003年4月大阪芸術大学図書館に再度異動になり、現在に至る

尼川洋子[アマカワヨウコ]
「人と情報を結ぶWEプロデュース」代表。1947年生まれ。大学図書館で25年勤務の後、兵庫県立女性センター情報アドバイザー、大阪府立女性総合センター情報担当コーディネーターとして女性情報ライブラリーの立ち上げと運営に携わる。2003年~2009年国立女性教育会館客員研究員。女性情報ポータルサイト構築、女性アーカイブセンター構築プロジェクトを担当。2004年に「人と情報を結ぶWEプロデュース」を設立。「ライブラリーマネジメント・ゼミナール」を企画・運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco

25
よりよい図書館の空間づくりをする上で、何か参考になることがあればと思い、読了。 本の展示の仕方や“余白”になる空間を作ること、色の組合せやテーマカラーを考えること、余計な情報は除くようにすること…etc色々と勉強になりました(ФωФ)2017/07/12

ででんでん

22
分厚い本でもないのに、仕事のために読もうと思うと、それだけで長い長い間発酵するほど置いていて、気になってたのがやっと読めた!図書館が案内、お知らせ、禁止事項の情報でお腹いっぱいの飽和状態を作っていないか?気持ちよく情報にたどりつけるか?ゆがみ、汚れ、破れといった余計な情報を発信していないか?そして情報の流れ方で人を誘える流れを作れているか?などなど。まずは余計な情報の排除からやってみます。2017/07/12

しぃ

12
ほんっとに掲示物には悩まされています。作る人によって出来映えが全然違うし、そのフォントダサッって思っても上司だったら言えないし…せめて貼り方を変えてみようかな。図書館を街に見立てて考えるのは面白かったです。街の入り口、混沌としています。ちょっとずつ直していこう。2015/06/10

日々珠

12
まず入り口の貼り紙を減らす…読まれていない古い本の廃棄継続…「ブッカー貼り方講習会(3月中旬一週間)」はどうかな…うーんうーん。2013/02/28

鳩羽

11
「場所」であることに着目し、図書館の空間の利用の仕方を統一感のある演出として見せていくノウハウを分かりやすく書いた本。情報が多すぎるとストレスになることから、情報を整理し、ときには引き算をして、居心地がよく入りやすい空間を目指す。そしてその空いた空間に展示や利用者の企画を取り込めたなら、常に変化している図書館の姿を見せることもできる。学生や本好きのためだけの図書館ではなく、いちげんさんでも通りすがりでも誰でも利用しやすい図書館を考えるなら、ハードもソフトも開いていかなければならないだろうなと思う。2015/07/20

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