感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドシル
1
非常に面白い試みだと思った。 4部構成になっていて筆者はろう者、聴者入り交じり編者を合わせて13人いる。 それぞれ、ろう者としての視点、コーダ(親がろう者の聴こえる子ども)としての視点、聴こえない子どもを持つ聴こえる親の視点、日本手話を研究する研究者としての考え方、ろう教育に関わる立場での経験や考え方など多角的に書かれている。 最後には座談会が盛り込まれている。 タイトルや編者の名前を見ると、専門書かと思い構えてしまいがちだが巻頭にはろう者や手話に関わる用語の説明もあり、手話学習初心者でも比較的読みやすい2012/06/24