居場所を探して - 累犯障害者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904561614
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

55
賽銭泥棒・万引き・無銭飲食・無賃乗車など、小さな犯罪を繰り返し、刑務所に何度も入る人たちが居る。その人たちには少なからず知的障害や発達障害があることが判明してきている。長崎新聞社が長い時間をかけて取り組んだルポ。福祉と警察・検察が連携を取り合うことが大切だが、周囲の理解はまだまだ難しいと思った。2016/04/17

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

38
読み応えの有る内容。誰からも支援の手を貰えず半生を刑務所で過ごす話に胸が痛くなった。今でこそよく聞く様になった発達障害。負のスパイラルが断ち切られるのはいつでしょう。2017/01/06

36
以前山本譲司さんの「累犯障害者」を読みショックを受けたので、こちらも読んでみました。長崎新聞の連載記事をまとめたもので、いくつかのケースについて時間をかけて取材されています。万引きや賽銭泥棒など小さな犯罪を何度も繰り返し、刑務所から出所してもすぐに戻ってきてしまう。彼らには刑務所という“罰”は罰に値しない。刑務所だけで更生にはつながらない。入る前の入り口での支援の重要性を感じました。2015/06/28

Akihiro Nishio

21
昨年末、累犯障碍者支援をしている雲仙虹の人の講演を聞く機会があったが、本書は長崎新聞社によるそのまとめ。連載記事やインタビュー、書下ろしが混ざっており纏まりの悪い本だが、それでも驚くべき事実を知った。雲仙虹が出所者支援をはじめたのは、獄窓記の発表後、この問題に関わるよう依頼があってからだということ。受刑者研究が発足したが、研究者代表者になってくれる人が見つからずNPO代表者が研究代表者を務めたこと。雲仙虹の発足費用は大阪地検特捜部証拠改ざん事件の被害者村木厚子さんへの賠償金が寄付されたものだということ。2017/04/24

4fdo4

17
累犯とは:懲役に処せられた者が、刑の終了、または免除の日から五年以内に再び罪を犯して、有期懲役に処せられること 障害があり犯罪を繰り返す人たち。生き延びるための窃盗。放浪。無銭飲食。 その人たちを司法が裁き、収監を繰り返す事だけで良いのか? 司法と福祉の連携は綺麗ごとなのだろうか?懲役ではなく、福祉での更生は逆差別となるのか? 疲弊する家族、保護司、近隣住民。 元国会議員 山本譲司氏や厚労省局長 村木厚子氏を交えたノンフィクション 2020/08/30

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