内容説明
ブッダの教えに、「戒名」はありません。ゆえに、戒名は、仏教の本質とは何の関係もありません。それなのに、なぜ日本人は、高額な費用を払って戒名をつけるのでしょうか?本書では、戒名に関するさまざまな疑問を解き明かしながら、「どうしても戒名が欲しいひとは、自分でつければいい」と提案します。しかも、生きているうちに自分で戒名をつける「生前戒名」は、「本来の仏教の教えに近い戒名のつけ方」とも言えるのです。戒名を自分でつけるための基礎知識を宗派別にまとめた「戒名事典」付き。
目次
第1部 仏教とはなにか(釈尊の教え;日本人は仏教をどう受け入れてきたか;お葬式と仏教)
第2部 戒名はなくていい―戒名と日本人の関係(戒名のはじまり;なぜ戒名をつけるのか;戒名をつける;自由戒名のすすめ)
第3部 戒名Q&A
付録 戒名事典―宗派別「図解」戒名
著者等紹介
橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年、神奈川県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。