怒り - 心の炎の静め方

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904507780
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0015

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

37
《kindle》ティック・ナット・ハン師の言葉はとても優しい。日本仏教の本はとかく四文字熟語、漢語が多く、いかにも畏れ多い感じが付いて回るが、本書でハン師の語る言葉は誰にでも理解できる易しく優しいものばかりだ。確かに大乗仏教の、特に禅が言うところの不立文字は重要かもしれないが、やはり言葉で伝えることの大切さは蔑ろにはできない。先日、師の運営するプラムビレッジのドキュメンタリー映画を観たが本書の内容と一抹の齟齬もない。「言うは易し、行うは難し」とは言うが言行一致を著す本書は、だからこその説得力に溢れている。2020/08/16

booklight

29
ベトナム出身の禅僧。フランスやアメリカで活動。ユネスコで環境問題に基調講演をしたり、googleでマインドフルネスについて講演。行動的である分、本質の仏教や瞑想をある程度理解していないと難しい。とはいえ怒りについて「私は苦しんでいます。怒っています。そのことをあなたに知ってほしいのです」「この怒りに対処するために、私は最善の努力をしています」「助けてください」という段階を踏んで怒りに対処するのは、どこか心をゆすぶられる。「助けてください」と相手にゆだね、相手と対峙する関係から違う関係を構築するのだろうか。2020/02/09

かいてぃ〜

26
ティク・ナット・ハン師の本を一度読んでみたかったので、怒りに関することから手に取った。怒りは抑圧すべきものでは無く、ポジティブなものに変容させることという教えは新鮮でもあり、非常に難しくも感じた。普段、幼い息子もいるので、何故こんなにもイライラする事があるのだろう、怒りなんて無ければいいのに…って思っていた。怒りをきちんと見つめる、受け入れることから始めるんですね。そして、意識的な深い呼吸は最近出来ていますが、まだまだ他のことを考えてしまい、集中が難しい…。ひたすら実践あるのみ。2017/07/13

西

20
書かれていることはシンプル、だけどどこまで理解して実践できるか、決して簡単ではない。けど、たどり着くためには近道などなくて、自分を見つめることから始めるしかない。実践的なことはあまり書かれていないので、また別の本で勉強するか、自分自身で試しながらやってみるか。自分の気持ちをどこまで見つめられるか、知ることができるか、やはり答えは自分の中にあるのだと思う。自分なりに消化して吸収したい。2018/11/14

ムートン

8
ここに書かれていることと自分の日常とのギャップが大きくて、大事なことが書かれているとは思うものの、この本を十分に理解する素地が自分には足りない。呼吸、歩行を意識的に行うことから始めるのがいいのだろう。思いやりを持った傾聴や、理解すること、受け入れることは、すぐにはできそうもない。また、パートナー、親子など親しい関係の間で問題を抱えている人に向けて多くの頁が割かれているが、上司や同僚や部下など、職場で生じる怒りについては、ほとんど書かれていなかった。そちらの方を期待していた部分もあったので、その点は残念。2019/11/04

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