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仏教と脳科学―うつ病治療・セロトニンから呼吸法・坐禅、瞑想・解脱まで

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784904507537
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0015

内容説明

呼吸や坐禅との関係に着想を得て、うつの脳、キレる脳などの治療に効果的なセロトニン神経活性化のトレーニング法にまで昇華させた医師と、2500年前に人の心のメカニズムを追究しつくしたブッダの根本の教えを今に伝えるスリランカ・テーラワーダ仏教長老による、時に厳しく、しかし慈しみ・優しさに満ちた対談。脳科学の知見と仏教の人間理解の共通点・相違点を明らかにしながら、疲弊し、激動する現代を明るく活発に生きる、真の幸福・やすらぎへの道程を示す科学的・仏教的アプローチ。

目次

第1章 お釈迦さまが気づいていた世界
第2章 お釈迦さまの日常生活
第3章 コミュニケーションと共感脳
第4章 現代人の問題
第5章 生きることへの科学の目、仏教の目
第6章 瞑想と脳の機能

著者等紹介

アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。一三歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演

有田秀穂[アリタヒデホ]
東邦大学医学部統合生理学教授。1948年1月、東京都生まれ。東京大学医学部卒。東海大学医学部内科で臨床、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事。その間、ニューヨーク州立大学に留学。セロトニン道場代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みか

6
この本、何度か読み返したい。サンガ新書でも出てるのかな。この本は図書館で借りたもの。もっとじっくり読みたい。セロトニンや瞑想などの事。言葉を使わず思考する事。などなど沢山感じ取りたいものがあった。2016/06/04

ゆき

4
世間と出世間(=解脱の境地)は魚(水世界しか知らない)と亀(水陸知っている)の関係に例えられる。魚が進化して陸を経験してみないことには、亀がどんなに陸の素晴らしさを力説しても理解できない。人間も修行し「経験」しなければ出世間を理解できない。今までの経験の範囲内だけでしか理解できないから。 PCがフリーズしたら再起動するのと同じように、涙を流すのはリセットボタンを押すこと。涙は前頭前野にある人間だけが著しく発達した機能。 脳のプロと仏教のプロの掛け合わせ、対談、おもしろかった。2024/04/24

dolce-vita

3
クリパから帰ってきてなぜか「仏教と脳科学」。スリランカ上座仏教の長老とセロトニン神経を研究する脳科学者との対談。それぞれの話がとても興味深いし、微妙に噛み合わないところが特に興味深かった。脳科学とマインドフルネスの関係に、さらに仏教が絡んでくると…。ヴィパッサナー瞑想とか知らないことがたくさん出てきてワクワクした。2016/12/25

Kazu

2
難しくて今の自分には5割くらいしか理解できなかったから、どこかのタイミングで再読すればまた違う発見があるだろうなと思う本だった。あまり理解できなかったわりに読みやすさを覚えたのは意外なことだった。 現代科学に限界があり、その先にブッダが語った言葉がある。そしてそれは個人の体験談ではなく誰にでも当てはまる真理なのだ。誰にでも当てはまるということは科学的なことで、神秘的や幻想的なものではない。という仏教の視点は初めてでまた新たな視点を持てた本でもあった。2021/11/12

Hiroyuki Nakajima

2
新刊本を早速に購入して読みました 結果この本はテーラワーダと脳科学(特にセロトニン神経)の予備知識が無いと理解が困難と思いました 有田先生の本は明快ですが、テーラワーダは相当な勉強が必要です、どうも二人の話は着かづ離れずで気持ち良くかみ合ってはいない印象ではありましたが、ポイント毎に勉強になりました 昔旅行で行ったスリランカの現実はスラムの住人とお金持ちの貧富の差や、テロリズム、内戦など、非常に厳しい現実がありました、マレーシアやシンガポールと比較して、市民の表情も厳しくて、テーラワーダの力2010/03/14

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