ＴＰＰに隠された本当の恐怖―ついに明らかになった危険すぎるシナリオ

苫米地 英人【著】

サイゾー（2016/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 93p／高さ 22cm
• 商品コード 9784904209950
• NDC分類 678.3
• Cコード C0031

内容説明

批准したら最後、日本の法律が通用しない世界に放り込まれる！農業が乗っ取られ、皆保険は破壊される。国内向けの対策をとったら条約違反に。与野党議員・全国民向けの緊急対策を提案！

目次

第１の危機　日本が訴えられる時（日本のすべてが訴訟対象；ＴＰＰの狙いはあなた；日本の裁判所も法律も通用しない世界に放り込まれる；訴えたもの勝ちのＩＳＤＳ訴訟；米国が被告・原告となった場合は必ず米国が勝つ；参院選を乗り切るために消費税増税を据え置く算段か？）
第２の危機　アメリカでも反対運動が起きているＴＰＰ（日本のメディアがＴＰＰの真実を伝えない理由；日本でもアメリカでも反対されているＴＰＰ；日本のテレビ局は外資に乗っ取られている；アメリカには農民はいない；ＴＰＰを批准したら、日本の農業は根こそぎ乗っ取られる；「遺伝子組み換え食物こそが安全な食べ物」とされる世界になる；日本を実質上乗っ取ることを可能にするＴＰＰ；ＴＰＰを阻止するための方法）

著者等紹介

苫米地英人［トマベチヒデト］
１９５９年、東京生まれ。認知科学者（機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学）。計算機科学者（計算機科学、離散数理、人工知能）。カーネギーメロン大学博士（Ｐｈ．Ｄ．）、同ＣｙＬａｂ兼任フェロー。聖マウリツィオ・ラザロ騎士団ナイトグランドクロス（第十字騎士、Ｇｒａｎｄ　Ｃｒ．）、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社ＣＥＯ、角川春樹事務所顧問、中国南開大学客座教授、苫米地国際食糧支援機構代表理事、米国公益法人Ｔｈｅ　Ｂｅｔｔｅｒ　Ｗｏｒｌｄ　Ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎ日本代表、米国教育機関ＴＰＩジャパン日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[非日常口]

ICSIDと世界銀行の関係性による訴訟リスク、内国民待遇という最恵国待遇と全体主義的要素が複合的に再来するシステム、フ○産経はどこぞに行ったと思ってしまうメディアの外資保有比率の問題、保険はどうなるのか。最後に著者が「なぜ日本語もない状態の日本で、批准を急がねばならないのか？」と問いを掲げる。個人的には、著者自身に本書巻末資料のような感じで、注釈ついたTPPの日本語訳をしてもらって公開して欲しい。

2016/02/15

[Sachi]

１５００ページにも及ぶTPP協定文書、にも関わらず国民にはその内容が全然知らされていない。日本は本当にとんでもないことになってしまいましたね。

2016/11/02

[Yuji Hamano]

TPP後に出てくる問題を今現在知らされていることを元に問題提言してくれている本。国内産業へ保護すべく国が補助することがTPP違反になるという事、国や地方自治体に突きつけられている実情を考えさせられる。TPPは米国本土でも反対が多いがその理由は日本の様に「日本vs米国」ではなく「多国籍企業vs地方自治体」という恐らくはより真実をついた論点がくり広げられているという事も初めて知った。

2016/01/24

[Hirouch]

情報は自分で取りにいくしかないことをあらためて思い知らされました。知らなかったでは済まされない。面倒だからまあいいか、というようなことが、後の世代に修復不可能なダメージを残すことになります。今や、アメリカの新大統領に批准を中止してもらうくらいしか道がないなど本当に情けない限り。。。

2016/09/25

[田舎っぺ狸]

一番怖いのは農産品の関税などではない｡ISDS条項だ｡TPP締結してこのISDS条項により日本の全財産を簒奪して干乾しにしようとしているのは，アメリカ政府ではなく，全世界で悪行を重ねている民間の多国籍企業（世界金融資本）なのだ｡アメリカ政府はその手先に過ぎない｡アメリカではクリントンもトランプもTPPに反対している｡締結したらアメリカ市民の財産が世界金融資本にむしり取られることが分かっているからだ｡それが分かっていて国民に何も知らせようとしないバカ安倍は壊滅しひび割れた日本で何をしようとしているのか｡

2016/04/04