内容説明
金融危機、日中関係、再分配、資本主義、死刑、中東情勢―。世界で起こるすべてを概念で把握し、問題を解決に導く「哲学力」を養う!気鋭の哲学者が20のテーマを20冊の名著で解読し、「哲学思考」を鍛える入門書。
目次
哲学とは何か?―副読本 『権力の読みかた』(萱野稔人/青土社)
ルールを制する者が世界を制す―副読本 『政治神学』(カール・シュミット/未来社)
グローバリゼーションのもとでも消滅しない国家権力の本質とは?―副読本 『社会学の根本概念』(マックス・ウェーバー/岩波文庫)
市場が拡大しない「成熟社会」で経済を活性化させる知的戦略とは?―副読本 『デフレーション “日本の慢性病”の全貌を解明する』(吉川洋/日本経済新聞出版社)
レアアース禁輸措置からみえる世界経済の逆説―副読本 『超マクロ展望 世界経済の真実』(水野和夫、萱野稔人/集英社新書)
中国の民主化運動と反日ナショナリズムのねじれた関係―副読本 『民族とナショナリズム』(アーネスト・ゲルナー/岩波書店)
分配の正義があらためて問われる時代―副読本 『これからの「正義」の話をしよう』(マイケル・サンデル/ハヤカワNF文庫)
アメリカの覇権について―副読本 『千のプラトー 資本主義と分裂症』(ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ/河出文庫)
インターネットの普及は政治をどう変容させるか―副読本 『技術への問い』(マルティン・ハイデッガー/平凡社ライブラリー)
インターネット上の集合知は国家を超えられるか?―副読本 『社会契約論』(ジャン=ジャック・ルソー/岩波文庫)〔ほか〕
著者等紹介
萱野稔人[カヤノトシヒト]
1970年生まれ。哲学者。津田塾大学教授。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)。哲学に軸足を置きながら現代社会の問題を幅広く論じる。現在、朝日新聞社「未来への発想委員会」委員、衆議院選挙制度に関する調査会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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壱萬弐仟縁
masabi
小鈴
masabi
mintia