内容説明
全盲と下半身まひという二重のハンディを持つ中王子みのりさん。ニューヨークシティ・マラソンに参加したことや毎日のメイクや料理の方法など、たわいのない日々をユーモラスに綴る。健常者と障がい者の橋渡しのような心温まるエッセー。
目次
第1章 私のランニング生活(西湖での初めてのトレーニング;初めてのニューヨークシティー・マラソン ほか)
第2章 私が歩んできた道(盲学校しか知らなかった頃;進学と学生生活 ほか)
第3章 病気の進行(フェンシングサイン;歩行器のプレゼント ほか)
第4章 見えないバリア(バリアとは?;旅日記「見た目で判断」 ほか)
第5章 手を取り合って行こう(エステのオーナーのさりげない優しさ;人の手を借りて生きるということ ほか)
著者等紹介
中王子みのり[ナカオウジミノリ]
1973年9月9日浜松市で生まれる。3歳頃より視覚障がいがはじまり、高校まで視覚特別支援学校に通う。1992年に京都精華大学に入学。在学中にアメリカオハイオ州においてダスキン障害者リーダー養成海外派遣事業16期生として研修留学。1999年大学を卒業。その頃、下肢障がいがあらわれ、複合型けいせい対麻痺と診断される。福祉団体の紹介によりハンドサイクルを学び、ニューヨークシティ・マラソンに参加し完走する。その後病気は進行し、2009年、腹部にポンプを埋め込む難手術を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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