文章は写経のように書くのがいい

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903908120
  • NDC分類 816
  • Cコード C0095

内容説明

自分のための「自己完結型」の文章を書く。自分の平均的な執筆速度を知る。「書くことがない」人は、自由連想方式、「100の質問」方式を。10時間あるよりも「15分しかない!」ときのほうが効果的に書くことができる。POS方式、SOAP方式で客観的に書く力をつける。…etc.自分のための文章トレーニング、誕生。

目次

1章 そもそも何のために書くのか
2章 「何を書くか」の見つけ方
3章 どう書けばいいのか1―一定のペースで書く
4章 いつ書くのか
5章 どう書けばいいのか2―細切れに書く、ひな型を使う
6章 文章は写経のように書くのがいい
7章 文庫本の解説を書く!
8章 カルテ書きから学んだ「効果的な書き方」
9章 小説家タイプ・評論家タイプの書き方
エピローグ すぐれた文章は実用的

著者等紹介

三宮麻由子[サンノミヤマユコ]
1966年、東京に生まれる。上智大学大学院博士前期課程修了。外資系通信社勤務。エッセイスト。東京都在住

ふくしまあきえ[フクシマアキエ]
東京に生まれる。日本大学芸術学部美術学科卒業。版画を専攻。デザイナーを経てフリーで、挿絵の仕事をしている。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

木坂涼[キサカリョウ]
1958年、埼玉県に生まれる。詩人。現代詩花椿賞、芸術選奨文部大臣新人賞受賞。東京都在住

あべ弘士[アベヒロシ]
1948年、北海道旭川市に生まれる。旭山動物園で飼育係として25年間勤務した後、絵本を中心とした創作活動をしている。旭川市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

香山リカ[カヤマリカ]
1960年札幌市生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、現代人の心の問題ほか、政治・社会批評、文化批評、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

15
先日読んだ「魂の文章術」に近い内容。写経をするように一定のリズムで言葉をつむぎだすことで心のバランスを取り戻し、気持ちの整理をすることが大切。そして自分のための文章を書く時の心構えとして、自分や身の回りのことを客観的に書くことで、現実を少しでも良い方向に導いていくことも重要だと香山さんは言う。4行日記のように一見客観的な事象から入っても最後が夢や願望の宣言で終わるのでは現実は一ミリも動かないのではないかと指摘している。4行日記がどうも自分には合わなかった理由はこれだったのかもしれない。2014/05/01

まみ

15
写経のように、というのは、一定のスピードを保って、表現に凝ったりせずにとにかくサクサク書いていく、ということらしい。それが何に「いい」のかというと(香山氏だから想像はつくが)自分の心を良い方向に持っていくのにいいのだそうな。文章を書くときは表現を練って、と教えられてきた私には新鮮だった。私もまさに写経そのもののように文章を写すということをけっこうな分量しているけれど、たしかに清々しい気持ちになることがある。それに近い感覚で文章を・・・難しいけど意識してどんな結果が出るのか見てみたい気がする。2012/08/21

モッタ

9
★★★☆☆ この本は、精神科医の香山リカさんが書いた本だ。そのため、心のバランスを取り戻すことをテーマに挙げている。自分のために文章書き、写経のように一定のリズムで言葉を紡ぎだすことで、気持ちの整理ができる。文章を書くことへの敷居を低くさせてくれる本。2011/08/17

読書バカK

6
書くネタやどんな構成で書くかなどに的を絞った内容の本は多いが、書く"態度"に言及している本はそうそうないだろう。本書では、文章を書くときのリズム感の大切さについて述べられている。写経のように文章を書く、という発想がユニークである。筆記、PC、ワープロ、スマホ(本書が書かれた当時にはないだろうが)など書くためのツールにはこだわらなくていい。とにかく一定のリズムやペースで書くことが良いという。そして、文章を書くことが精神的な集中や心の安定にもつながるようだ。読後、無性に文章を書きたくなってきた。2023/04/18

文章で飯を食う

6
香山リカは、いつも誘導は最高なのだ。でも、着いたところはあんまり代わり映えしないのだ。どうも、自分が解決策を求めすぎているのだろうか。写経のように書くとセラピー効果があるというとこは、すごく良かった。2015/05/10

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