内容説明
惨憺たる敗戦ニッポンを想起すると、どうやってその廃墟から立ち上がり、世界史にも稀な経済大国として復興、平和国家建設ができたのか。ほとんど奇跡と思いたくなる。が、決して奇跡でも夢物語でもなく、それは現実であった。日本人はほんとうによく働き、頑張ったのである。この写真集にはそうしたわれら日本人の国家再建復興のための奮闘の原点がある。
目次
第1章 焦土と化した我が祖国・ニッポン(東京;広島・長崎;仙台;前橋;横浜;平塚;大阪;神戸・岡山)
第2章 再生への出発点―復員・引き揚げ(復員;無言の帰宅;引き揚げ;帰還を求めて;野戦病院)
第3章 昭和天皇とマッカーサー(昭和天皇;マッカーサー;皇族)
第4章 進駐軍が出会った戦後ニッポン(GIのいる風景;子どもたちとのふれあい;買い物を楽しむ;休暇;MP(Military Police)
進駐軍の家族
視察・調査
救援活動
GHQ専用列車
ある結婚式
占領期以降)
第5章 降伏調印式と軍事裁判(降伏調印式;東京裁判;横浜裁判;マニラ戦犯裁判)
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930(昭和5)年、東京・向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』の編集長を歴任。出版局長、取締役専務などを経て退社、執筆業に専念する。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞受賞。『日本のいちばん長い日』『ノモンハンの夏』(山本七平賞)『昭和史』戦前篇・戦後篇(毎日出版文化賞特別賞)など、昭和史研究者として著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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