内容説明
おバカにもわかるように、アメリカ大統領選挙のカラクリをマイケル・ムーアが教えます。
目次
第1章 マイケル・ムーアに訊け!―アメリカが抱えるやっかいな問題にズバリ答える!
第2章 悪夢のブッシュ帝国、まさかの存続―マケインを簡単に勝たせるには
第3章 新大統領、お願いだ、これを公約にしてくれ!―アメリカをグッと良くする十の方法
第4章 本当に、たちが悪い!腐ったアメリカの選挙制度―もうブッシュみたいな奴はゴメンだ!
第5章 ブッシュ一味を市中引き回しにせよ!―犯罪者は裁かれなくちゃいけない
著者等紹介
ムーア,マイケル[ムーア,マイケル][Moore,Michael]
アカデミー賞、エミー賞を獲得。アメリカ人として初めて英ブック・オブ・ザ・イヤーに輝いた他、スロベニアで絶大な人気を誇る。ミシガン州北部在住
夏目大[ナツメダイ]
1966年大阪府生まれ。翻訳家、フリーライター。翻訳学校「フェロー・アカデミー」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぇるけん
3
最初の質問からぶっ飛んでいる。『テロリストをやっつけるためにクレジットカードで買い物しまくる』って?本当にアメリカという国は賢い人と大バカの触れ幅が大きくて面白い。また、アメリカが抱える問題点もするどくえぐっていて、電子投票でこれだけエラーがあるのに、なんで真似しようとするのだろう?と盲目的なアメリカ礼讃にも警鐘を鳴らす。気楽に読めるし、面白い一冊です。2012/08/15
ぽしぇっと
1
印象に残ったこと:「一度でいいから、そいつを本当に応援してみようという気持ちで投票」し、投票後の議員の活動をチェックし、手紙やメールを送り、自分の代表でないと分かったら選挙で落とすために行動すると伝えるといったことをしなければ、投票なんて無意味だ。2010/10/17
readtuktuk
1
お勧め。以下、翻訳者後書きより。〈本書は「アメリカ(大統領)選挙ガイド」というつもりで書いたようだが、我々外国人にとっては、「アメリカ入門」という意味合いでも楽しめ、役立つ本になっていると思う。先進国、超大国だとばかり思っていた國の酷さ、でたらめさ、それでもやっぱりすごいと思わせる奥深さ、それを一人でも多くの日本人に知ってもらいたいと思う〉2008/12/13
がんぞ
0
オバマの最初の大統領選直前、結論的に「マケインにならせてたまるか」という論調で分かりやすい。アメリカはベトナム戦争で5万余の戦死者の名を刻んだ巨大な慰霊碑があるが、北ベトは戦死者200万である。そこで不時着した戦闘機から脱出したマケインをリンチせず2年余捕虜にしたのはベトナム人の優しさに違いない。アメリカ人男性は『自分より賢い男を好まない』として大統領候補は「親しみやすさ」で選ばれるようになった。ゴアはブッシュJr.があまりにものを知らないのに呆れて討論で溜め息をついてその態度が「傲慢だ」と思われて落選等2013/02/27