内容説明
「寅さん」シリーズ、『家族』『学校』『武士の一分』など山田洋次監督の代表作を学生たちと鑑賞し、そこで彼らが何を思い、何が変わり、映画への理解がどう深化していったのかを追う。「特別講義」での挑戦的で刺激的な山田監督と若者たちとのやりとりも、「寅さん」と同じくらい面白い。映像文化論講義。
目次
第１話 旅の始まり
第２話 『家族』を観る
第３話 『学校』を観る
第４話 『武士の一分』を観る
第５話 山田洋次監督特別講義「映画を楽しむ」
第６話 山田監督特別講義を振り返る
第７話 『寅次郎恋歌』を観る
第８話 『寅次郎相合い傘』を観る
第９話 『寅次郎の休日』を観る
第１０話 『愛の讃歌』を観る
第１１話 『寅次郎紅の花』を観る
第１２話 『知床慕情』を観る
第１３話 『たそがれ清兵衛』を観る
著者等紹介
吉村英夫［ヨシムラヒデオ］
１９４０年三重県生まれ。早稲田大学教育学部国文科卒業。三重県での高校国語科教員を経て、映画研究へ。三重大学非常勤講師、愛知淑徳大学文化創造学部教授を歴任。映画評論家、一行詩提唱者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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山田洋次映画論という大学の講義内容を記録した本。 山田洋次監督本人による、学生に対しても容赦無い気持ちで行われた厳しいディスカッションが面白い。 寅さんシリーズを観た学生の正直な感想を聞けるのが良い。
