内容説明
ユニバーサルデザインとは、身障者も高齢者もあまねく平等に適応できる社会をめざして、そのあり方を変えてしまおうという考え方である。これを単なるデザインの方法論にとどめず、モノやサービスを提供する側の思想と捉えたとき、この国のあるべき姿が見えてきた。
目次
第1章 優しくないニッポン(患者はモノではない;オカミ意識変わらぬ役所 ほか)
第2章 ユニバーサルデザインの発祥と日本(誰もが障害者;公民権運動とユニバーサルデザイン ほか)
第3章 ユニバーサルデザインのさまざまな試み(ユーザー参加の車づくり;障害者、高齢者を大事にするホテル ほか)
第4章 それぞれのユニバーサルデザイン観(理想に向かうプロセス―武者廣平さん;差別をなくすこと―枝見太郎さん ほか)
第5章 ユニバーサルデザインの未来(UD製品のデザインの問題点;「思想」としてのユニバーサルデザイン)
著者等紹介
ばばこういち[ババコウイチ]
1933年大阪生まれ。東北大学経済学部卒業。文化放送、フジテレビ、テレビ東京を経て独立。テレビ朝日「モーニングショー」などのレギュラー出演を経て、現在、テレビ番組の企画・制作・出演をはじめ執筆・講演活動を行なっている。2002年からCS放送・朝日ニュースターでユニバーサルデザインの視点による検証テレビ番組「よみがえれニッポン」のプロデューサー・キャスター
安藤千賀[アンドウチカ]
東京生まれ。駒澤大学経済学部卒業。葛飾ケーブルテレビを経て独立。取材、編集、出演を1人で行なうビデオジャーナリストとして活躍。ユニバーサルデザインについては、とくに詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。