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家族性分業論前哨

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903690865
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0036

内容説明

資本制は近代家族を必要とするとか、性別分業の体制が資本制にとって機能的だと言われる。だがそれは本当なのか?問いは単純だが答を見出すのは容易でなく、未だ実は解が与えられていない主題の、どの方向に限界があり、どこを撃ちどう考えて言葉を足していけばよいのか。介護・介助に関わっての深い思索の中から紡がれた、解に向けての道筋。

目次

第1章 家族・性・資本―素描(2003/11)
第2章 妻の家事労働に夫はいくら払うか―家族/市場/国家の境界を考察するための準備(1994/03)
第3章 労働の購入者は性差別から利益を得ていない(1994/12)
第4章 “公共”から零れるもの(2005/03)
第5章 近代家族の境界―合意は私達の知っている家族を導かない(1992/10)
第6章 「愛の神話」について―フェミニズムの主張を移調する(1996/02)
第7章 性の「主体」/性の“主体”(1998/10)
第8章 “ジェンダー論”中級問題(2003/01‐07)
戦後日本の性別役割分業と女性/労働をめぐるブックガイド90

著者等紹介

立岩真也[タテイワシンヤ]
1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専攻、社会学

村上潔[ムラカミキヨシ]
1976年生まれ。東洋大学文学部史学科(日本史専攻)卒業。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了(博士(学術))。現在、立命館大学衣笠総合研究機構研究員。専門は現代女性思想=運動史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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