内容説明
わずか6個の点の組み合わせで日本語の仮名はもちろん、数字、アルファベット、さらには音符まで表せる点字。ルイ・ブライユ生誕200年を記念し、“点字力”の広さと深さを万人に伝える入門書。点で創る新たな宇宙、点が拓く多様な生き方。
目次
第1部 ルイ・ブライユ―生誕200年の意味(ブライユが拓いた触覚の宇宙―22世紀につながる点字の未来を展望する;点字考案者の生涯 ほか)
第2部 点字が視覚障害者にもたらしたもの(米国における点字の歴史と今日的課題;コンピュータによる点字表現への挑戦―携帯での六点漢字8進数入力と体表点字出力 ほか)
第3部 点字教育の現場(盲学校における点字教育の過去・現在・未来;点訳ボランティアのこだわり―点訳者格付けの是非をめぐって ほか)
第4部 多文化共生社会の中の点字(言政学(Linguapolitics)からみた点字
少数言語としての手話、少数文字としての点字―多数派との共存のための戦略 ほか)
第5部 だれもが楽しめる点字(『点』『点字』そして『デザイン』;点から生まれる宇宙―点字アートの探求 ほか)
著者等紹介
広瀬浩二郎[ヒロセコウジロウ]
1967年生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、障害者文化論。01年より国立民族学博物館に勤務。近年は「触文化」「フリーバリア」などをキーワードとしつつ、“さわる”ことをテーマとする講演、ワークショップを各地で行っている。現在、国立民族学博物館・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kazuyuki Koishikawa
KAIRO
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