内容説明
障害福祉サービスから、対人サービスとしての魅力を奪っている仕組みとは何か。福祉サービスが「サービス利用者/サービス提供者」の双方にとって魅力をもつものになっていく方途を考える。
目次
第1章 精神障害をもつ人を対象としたツール
第2章 「障害の状態の証明」と「障害程度区分の認定」
第3章 精神障害をめぐる組織力学
第4章 「直接的・対面的関係」と「ツールを介した関係」の問題
第5章 ツール使用の合意形成について
第6章 援助専門職の学習モデルの問題
終章 専門職の統制力:精神障害をめぐるマクロとミクロのツール
著者等紹介
吉村夕里[ヨシムラユリ]
1953年生まれ。同志社大学文学部文化学科心理学専攻卒業。心理職、精神保健福祉相談員を経て龍谷大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻卒業。立命館大学先端総合学術研究科(公共)修了(学術博士)。精神保健福祉士・臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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