感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
121
この中には約50年前に書かれた、「見知らぬ明日」と「継ぐのはだれか？」という作品が収められています。前者は、宇宙人が中国奥地に襲来して、それをめぐるアメリカやソ連の動向など、近未来を予言した国際政治的な観点をめぐらしたSFです。後者もミステリー色を混ぜ込んだ近未来SFです。いまの世界を予言している感じの小説です。小松左京の小説はどちらかというとSFとは言いながらもエンターテイメント要素の方が多い感じで楽しめます。2016/12/28
