CDブック ロシアのクリスマス物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 45p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903619026
  • NDC分類 983
  • Cコード C0897

内容説明

寒い寒いロシアの冬に、人びとの心を芯から温めてくれたのは、作家たちが腕によりをかけて作ったクリスマスの物語。幻想的ななかにも人びとの心を映し出すものがあって、そして、いつも幸せが訪れる。そんなクリスマス・シーズンのとっておきの話。

著者等紹介

シメリョフ,イワン・セルゲーエヴィチ[シメリョフ,イワンセルゲーエヴィチ]
1873‐1950。モスクワの富裕な商人の家庭に生まれ、大学卒業後に税務署員として働きながら創作を行い、「小さな人間」への共感に貫かれた短篇・中篇を書いた。革命後の失望にくわえて、白軍義勇軍士官であった息子がクリミヤで赤軍に銃殺された事件が引き金となって1922年に亡命。クリミヤを舞台に内戦をドキュメンタリー風に描いた長編『死者たちの太陽』(1923)はロシアの未来への暗い展望に彩られ、各国語に翻訳されノーベル賞の候補に推された。フランスで精力的に活躍。ソ連時代は国内ではほとんど黙殺され、近年になって作品集が頻繁に出版されはじめた。日本では初紹介。自伝的長篇『主の歳月―祝祭・喜び・悲しみ』(1933)にはロシア正教の祝祭を中心にめぐった革命前のロシア人の暮らしを回顧的に綴った味わい深い作品で、ソ連邦崩壊後のロシアに広まった古き良きロシアへの懐古趣味の流行に乗ったかたちでも版を重ねている

ドストエフスキイ,フョードル・ミハイロヴィチ[ドストエフスキイ,フョードルミハイロヴィチ]
1821‐81。日本でも全集が何度か翻訳刊行されて、なじみの深い巨匠

ソログープ,フョードル[ソログープ,フョードル]
本名フョードル・クジミチ・チェチェールニコフ。1863‐1927。幼くして父を失い、苦しい環境で子ども時代を送り、数学教師・視学官として働く。1890年代から死のテーマに彩られた異色のデカダン作家・詩人として人気を博す。革命政権への不信と懐疑を表明し、亡命を決意したものの妻の重病と自殺で果たせず。19世紀末から20世紀初頭のロシア文化の第二の興隆期「銀の時代」には子どもという存在に関心を向け、童話というジャンルの可能性に新たな挑戦をし、生の神秘、夢、死、エロス等々に彩られた幻想的な童話が書かれた

ブーニン,イワン・アレクセーエヴィチ[ブーニン,イワンアレクセーエヴィチ]
1870‐1953。古い貴族の家庭に生まれた詩人・作家。チューホフに早くから才能を認められ親交を結ぶ。硬質の叙情的名文で聞こえる。革命に賛同せず1920年に亡命し、パリで作品を書き続けた。1933年にはロシア人で初のノーベル文学賞受賞

クプリーン,アレクサンドル・イワーノヴィチ[クプリーン,アレクサンドルイワーノヴィチ]
1870‐1938。幼時に小官吏だった父を失い、孤児施設などで育ち、四年間の軍人生活の後に、創作活動に専念。軍隊にはびこる諸悪にたいする批判のこめられた長編『決闘』(1905)をはじめ、売春宿を舞台にした『巣窟』(1909‐15)などの代表作は早くから日本にも紹介された。ヒューマンで楽天的な傾向の作風で知られ、広く読まれる作家である。1920年に亡命し、主にパリで暮らしたが、1937年に重病の身でソ連に戻り、翌年に病死した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ココマ

0
いわゆる、子供向けではないが、クリスマスの為の作品集。ロマンチック。2011/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1506123
  • ご注意事項