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世紀の名作はこうしてつくられた―「風と共に去りぬ」の原稿発掘から空前の大ベストセラーへ、著者による著作権保護のための孤軍奮闘

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  • サイズ B6判/ページ数 574,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903532943
  • NDC分類 933
  • Cコード C0090

内容説明

「風と共に去りぬ」はアトランタの才能ある一文学少女によって書かれ、その魅力を見抜いたマクミラン社の執念の努力で初版から大成功をおさめた。クラーク・ゲイブルとヴィヴィアン・リー共演の映画も大ヒットした。著作権の法律が未整備の時代に、ミッチェルは翻訳権などを認耐強く守り通す。90カ国以上で翻訳され、世界で約3000万冊が売れ、著作権は95年間に延長されている。本書は原作のたどった数奇の運命を読みやすく臨場感をもって描く。

目次

彼女には言い知れぬ魅力がある―一九〇〇年‐一九三五年八月
古き南部の原稿―一九三五年八月‐一九三六年一月
活字になった原稿―一九三六年二月‐三月
可能性に満ちた本―一九三六年四月‐五月
熱狂を煽る―一九三六年五月‐六月
大成功の狂騒の渦―一九三六年六月‐七月
あの、風の本―一九三六年八月‐九月
名声へのとまどい―一九三六年秋
風と共に去りぬ社―一九三六年十二月‐一九三七年四月
わが子を守る―一九三七年春‐十二月〔ほか〕

著者等紹介

ブラウン,エレン・F.[ブラウン,エレンF.] [Brown,Ellen F.]
フリーライター。2011年、ヴァージニア州女性記者協会の年間表彰で最優秀賞を2部門(専門記事、専門ウェブサイト記事)で受賞。趣味は希少本や古書の収集。夫とふたりの息子とともに、ヴァージニア州リッチモンドに暮らす

ワイリー,二世,ジョン[ワイリー,ニセイ,ジョン] [Wiley,Jr.,John]
『風と共に去りぬ』の世界的なコレクター。すべてのアメリカ版と、700種類以上の外国版を所有。その他の関連物を合わせると、収集品は1万点上にのぼる

近江美佐[オウミミサ]
1964年、兵庫県洲本市(淡路島)生まれ。大阪女学院短期大学英語科、ジョージア州グウィネット・テクニカル・インスティテュート、トラベル・マネジメント学科卒業。一般企業勤務、英語講師を経て、翻訳業に従事。雑誌や電子書籍でエッセイ、コミック、インタビュー記事等の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chicoco

3
大人たちが南北戦争の話をするのを聞いて育ったマーガレット・ミッチェル。新聞記者をやめ、主婦となり、十年がかりで書きあげたのがあの『風と共に去りぬ』。出版社へ売りこみ、原稿がそろっていない状態で話が進んでいくドタバタもおもしろかったが、それは序の口。アメリカで著作権の法律が確立していない時代から、やがて第二次世界大戦も経ていく歴史の流れと、つねに味方の夫、したたかな編集長、映画化にまつわるプロデューサー、外国語への翻訳を扱うエージェントなどとの人間模様は、ノンフィクながらまるで小説のようにおもしろかった。2013/10/31

1
cf. 岡井二郎「ブラジルのアメリカ移民」2014/04/22

やまみち

0
力作、おもしろかった。もう少しコンパクトでインパクトある書名がよかったかも。訳文が読みやすい。2016/07/17

youfuruya

0
マーガレット・ミッチェルの伝記というわけではなく、『風と共に去りぬ』の著作権を巡る話。そのため、本書の中でも語られているが、ミッチェルの死後の顛末も綴られている(けっこう駆け足ではあるが)。非常に読み応えがあり、分厚いのにすらすらと読めた。2013年で、1~2を争う素敵な読書体験だったといえる。2013/12/21

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