内容説明
帝政ローマの絶頂期はどのような社会だったのか。謎の多い同時代の歴史家タキツスの最高傑作『年代記』(前編)の邦訳が誕生。古代ローマが現代に甦える。
著者等紹介
岡崎邦博[オカザキクニヒロ]
1923年高知市生まれ。旧制高知高校を経て東京大学文学部独文科に入学するも、わずか2ヶ月で学徒出陣となり出征。終戦を東満州で迎え、ヨーロッパ・ロシアの収容所で捕虜生活を送る。48(昭和23)年復学し、学部・大学院を卒業。58(昭和33)年千葉大学文理学部講師、68(昭和43)年千葉大学教養部教授。とくに高校文芸部の先輩で、小説を書く一方東大国文学科の学生として広く古典を探究した栗尾弥三郎の全集と、「日本書紀」のセミナーを教養部に開講した、同年生まれの同僚で物理学者の鐸木康孝の論文集と、二点の編集・刊行にかかわった。84(昭和59)年依願退職をして、以降古典古代の勉強・翻訳にいそしむ。千葉大学教養部研究報告A・B、和洋女子大学英文学会誌等に、ドイツ文学、ギリシャ神話、古代ローマにかかわる論文・エッセイを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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