放送大学叢書<br> “科学の発想”をたずねて―自然哲学から現代科学まで

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放送大学叢書
“科学の発想”をたずねて―自然哲学から現代科学まで

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903500423
  • NDC分類 402
  • Cコード C0340

目次

西洋科学の精神
ギリシアにおける自然学の誕生
中世の科学―ギリシア自然学とキリスト教
中国の科学―官僚制と天文学
コペルニクス革命―地動説の誕生
魔術的自然観
機械論的自然観の登場
ニュートン
化学革命
数学的実験物理学の誕生〔ほか〕

著者等紹介

橋本毅彦[ハシモトタケヒコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。科学史家。1957年東京都に生まれる。80年東京大学教養学部教養学科卒業。82年同大学院理学研究科科学史修士課程修了。91年ジョンズ・ホプキンス大学大学院科学史学科Ph.D.取得、東京大学教養学部講師。96年同大学先端科学技術研究センター助教授。2006年同大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

9
科学史の入門書。現在の理論だけでなくかつて信じられていた学説も多く紹介しつつ、それらの説を科学者たちがどうやって乗り越えていったかが語られている。そうした科学者たちの試行錯誤の歴史に、タイトルにある「科学の発想」というものをぼんやりとだけど感じ取ることができた。古代から近代半ばまでは、学説の内容もそれを検証する実験方法もある程度単純で理解しやすい。近代後半から現代の量子論まで行くとさすがに複雑になり説明も早足になっているので、そこは他の本で補うようにしたい。2014/05/24

HARU

1
今は解明された科学は昔このように考えられていたという歴史と科学の進展を綴ったもの。元素、化学式がクリアになったことにより火水土金を根本の物質とする考え方は大きく変わり原子力の開発迄一気に進む。2014/10/15

あるーん

1
授業の教科書として読みました。2013/05/20

村崎未夢

0
古代ギリシャの自然哲学から始まって現代物理学までザッと歴史を概観できる。言葉遣いは平易で読みやすく、予備知識はほぼいらない。入門書として丁度良い。参考文献が後ろに載せてあるので、興味を持てば各自でそこから別の文献にあたっていけば良いだろう。ただ、近代以降に関してはほぼ物理と化学の発展について述べられており、それ以外の科学分野についての記述は多くない。天文や生物などの発展史を知りたい場合は他の文献にあたった方が良い。2017/02/02

aoura

0
科学史の授業の一環として一日でざっと目を通した。筆者の主観が介入することなく事実が立て続けに羅列されていて、科学史の概略を学ぶのに十分適した一冊。現代科学史に関しては別の本で学ぶ必要がありそう。また、以前の偉大な科学者達の科学(古代に遡れば自然学や哲学ということになるが)に対する姿勢から学び取れるところが数多くあった(書き留めておけばよかった)。適宜振り返ってみると、研究者としてのあるべき姿勢を再認識できるかもしれない。2015/07/21

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