内容説明
太古より“暗黒の海”として人びとから恐れられた大洋、長きにわたって人類を分断していた海が、やがて世界の大動脈となり、四つの大陸をつなぐ水路となるまでの数千年の歴史を、数百点の図版とともに語った、他に類のない冒険と発見の書。
目次
大西洋―暗黒の海
探検と新大陸発見―ヨーロッパ人と新大陸の出会い
新世界がもたらした衝撃―ぶつかりあうヨーロッパ文化とアメリカ先住民文化
植民地―新世界への移住
奴隷制度―残酷な囚われの身
アメリカ独立革命―大西洋を挟んだ宗主国との関係を断ち切る
アメリカ独立革命が与えた影響―政治体制の新しい規範として
産業革命―機械化と大西洋世界
新たな船、新たな通商―大西洋交易の新時代
押し寄せる移民の波―文化の歴史的転移
ゆるぎなき大西洋世界―二〇世紀および二一世紀
著者等紹介
サンドラー,マーティン・W.[サンドラー,マーティンW.] [Sandler,Martin W.]
アメリカ史の専門家で、60冊以上のノンフィクション書を執筆、著書のうち2冊がピューリッツァー賞にノミネートされた。マサチューセッツ大学でアメリカ史およびアメリカ研究の教鞭を執る一方、若い人向けの本も書いており、“The Story of American Photography:An Illustrated History for Young People”はボストングローブ・ホーンブック賞の次点(オナー)となった
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ、青山学院大学理工学部卒業。英米文芸・ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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