内容説明
「アウトノミア運動」とは何だった/何であるのか?1977年―すべての転回が起こった年!イタリアでは、労働を人生のすべてとは考えない若者たちによる、激しい異義申し立て運動が爆発した。77年の数々の反乱が今日の私たちに宛てて発信していた、革新的・破壊的なメッセージを、メディア・アクティヴィストであるビフォが描きだす。
目次
二つの派
文化の伝達
残余となった具体的なもの
「革命は終わりぼくたちは勝利した」
技術の問いについて
人類学的カテゴリーとしての労働
創造的運動と生産的労働
弱い思想と精神の生態学
無垢の思想のために
世界じゅうのひきこもりたちよ団結せよ(日本の読者へ)
もうひとつのオペライズモ フランコ・ベラルディの場合―1963年から1972年まで
フランコ・ベラルディ(ビフォ)へのインタヴュー―1973年から2008年まで
イタリア、1977年以後
著者等紹介
ベラルディ(ビフォ),フランコ[ベラルディビフォ,フランコ][Berardi(Bifo),Franco]
1949年、イタリアのボローニャで生まれる。雑誌『ア/トラヴェルソ』の創刊、自由ラジオ「ラディオ・アリーチェ」を開局するなど、70年代のイタリア・アウトノミア運動の中心で活動する。77年の政治的弾圧によりフランスへ逃れ、その後ニューヨークにわたりサイバーパンクの潮流にかかわる。85年にイタリアに帰国後、インターネットをはじめとする新たなメディアを使ったネットワークの構築にとりくみ、メディア・アクティヴィストとして活動の領域を広げていく
廣瀬純[ヒロセジュン]
1971年生、龍谷大学経営学部教員、映画批評誌『VERTIGO』(Nouvelles ´Editions Lignes)編集委員
北川眞也[キタガワシンヤ]
1979年生、大阪市立大学都市研究プラザG‐COE特別研究員(博士研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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