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ヘッジファンド―投資家たちの野望と興亡〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903063560
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C0033

内容説明

ヘッジファンド悪玉論の誤りをただし、膨大な税金投入という過ちを繰り返さないための方策を提示。金融・経済の将来を考えるための必須の書。

目次

第9章 ソロス対ソロス―アジア通貨危機とロシアの債務不履行
第10章 敵は己自身―LTCMの興隆と破綻
第11章 ドットコム・ダブル―ロバートソン、ドラッケンミラーの一時退場
第12章 イェールの男たち―D.スウェンセンとT.ステイヤー
第13章 コードブレーカー―J.シモンズとD.E.ショー
第14章 危機の予感―K.グリフィン、火消し役を果たす
第15章 嵐を乗り越える―サブプライム危機とJ.ポールソン
第16章 「よくもこんなことが!」―リーマン・ショックとヘッジファンド
終章 何を恐れるのか?

著者等紹介

マラビー,セバスチャン[マラビー,セバスチャン][Mallaby,Sebastian]
ジャーナリスト。オックスフォード大学で近現代史を学んだのち、英国『エコノミスト』誌の記者となる。南アフリカ共和国のアパルトヘイト撤廃時の取材、日本特派員、ワシントン支局長等を歴任。その後、米国『ワシントン・ポスト』紙の編集委員に。現在は『ニューヨーク・タイムズ』『フィナンシャル・タイムズ』紙等に寄稿しながら、外交誌『フォーリン・アフェアーズ』の発行元として知られる米国の非営利団体・外交問題評議会の上席研究員も務める

三木俊哉[ミキトシヤ]
企業勤務を経て、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

turtle

2
ソロスやロバートソンなどのビッグネームに始まり、最近の金融危機でのポールソンやジム・シモンズらの儲けっぷりが実に丁寧に取材されており、最後まで飽きることなく読ませてくれました。最近読んだ本では一番面白かったです。2012/11/01

leyan34

0
下巻は、ヘッジファンド業の発達(技術+規模)による変化と社会的インパクトがメイン。ソロスやタイガー、LTCMといった伝統的なプレイヤーの変化への適応と、新たなプレイヤーの登場、そして社会的にヘッジファンドが果たすようになった役割について(主にシタデル)。 筆者は、ヘッジファンドはニュースでたたかれるような「金儲けしか知らない集団」という言説に異を唱えていて、既存のシステムに守られている銀行や証券の方がよっぽど「金儲けしかしらない」と批判。秘密の多い業界だけに、とても勉強になる本でした2017/12/13

MY Library

0
金融市場の歴史とその時のヘッジファンド・ファンドマネージャーの動きを追いながら、金融市場の問題(大きすぎてつぶせない)を考える。著者はヘッジファンドこそがマーケットのリスクの担い手としてふさわしいという見解。2014/11/19

Nuts

0
☆☆☆☆☆2013/02/26

oko1977

0
ヘッジファンドは市場をかく乱して儲ける悪者という、世間一般な見方に冷静な視点をもたらす良書。良いヘッジファンドは悪い銀行よりは市場に、流動性をもたらし行き過ぎた価格を合理的な水準まで戻す役割を持っている。アジア通貨危機においてもあのソロスのファンドが同国を救おうとして不利なポジションをもって損した話は驚きだった。結局同国をつぶしたのはインドネシア国民だったらしい。ただし、ヘッジファンドが増えすぎであり、レバレッジの行き過ぎへの警告やバッファ資本の比率を監視すべきとしている。銀行だから善ではない。2013/07/05

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