内容説明
“東京スカイツリーは原発より危険！”と主張する→苫米地英人『あなたは常識に洗脳されている』“親子の会話がないと子供がヤリチン、ヤリマンになる！”と警告する→西日本新聞社取材班『食卓の向こう側』。他にも、山野車輪『マンガ嫌韓流４』石原慎太郎『スパルタ教育』など、ツッコまずにはいられないヘンなベストセラーを多数掲載。「そんな馬鹿な！！」と思わず言いたくなるトンデモない本を一挙紹介。笑えてちょっとためになる、好評シリーズの最新作。
目次
第１章 ベストセラー＆誰でも知ってる有名人の本
第２章 陰謀系
第３章 オカルト系
第４章 超科学系
第５章 超歴史系
第６章 フィクション、エッセイ他
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
60
２０１１年発行。基本的には本のトンデモなさを楽しもうというスタンスだけど、本書に紹介されている通り、世の中にここまでいい加減な本があふれていると、ウソに引っかかるなという警告もやむを得ないだろう。特に健康本の分野は、信じ込むあまり、まともな医療を拒否する場合があるというから、笑ってばかりはいられない。最近はと学会の新作がなかなか出ないので、その間にどれだけトンデモ本が出ているか、かなり気になる。足元をすくわれないように、懐疑の目をしっかり養っておきたいものだ。そのためにもより多くの本を読んでおこうと思う。2023/06/13
shamrock
9
出せば出すほど面白くなくなるような気がすると学会の本。執筆のほとんどが会長の山本弘なんだが、この人の手前味噌ぶりが鼻について楽しく読み進められないというか、スケプティックなことはASIOSのほうで頑張ってほしい。と学会は本を楽しむ団体だったと思うのに、「オカルト・超常懐疑、否定」の団体だと思われてしまってもしょうがないと思うんだよなあ。面白かったのは、「平和宇宙戦艦が世界を変える」のみ、だな。2014/06/20
kubottar
9
本というモノはツッコミをいれながら読むべし！作者の意見に傾倒しすぎないように、これを常日頃心掛けているが、この本で紹介されている本は全てがツッコミで読むだけで体力を使いそうだ。2011/10/21
うめうめ
9
もうずいぶん読み続けているけど、トンデモ本はネタが無くならないですね。山本弘さんは、量的にもたくさん書いていて、相変わらず読ませます。が唐沢さんの二作は少し違うような気がします。この本の中にふさわしくない、無理して掲載しているような違和感を感じました。昔結構好きで読んでたんだけどなあ～。2011/08/28
futabakouji2
8
トンデモ本は成長しない。書いてあることは作者が一方的に自論を書きまくる。もしくはデータを自分にとって有利な風に見せる。これで既存の論を否定する。否定と言うよりも持論をそれっぽく見せるための手段だｓろう。にしてもこの手の本をどうしても真実だと思ってしまう人は実際に見た人や研究者の本を読んだ方がいいよ。2019/03/12
