内容説明
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のデータ捏造問題をご存知ですか?「資源7倍、ごみ7倍」という計算のからくり、朝日新聞の「誤報」が地球温暖化騒ぎの元というウソ、荒唐無稽な省エネ陰謀論、環境問題の常識をウソと言い立てる主張の誤りを、と学会会長・山本弘が暴く!『環境問題はなぜウソがまかり通るのか2』のウソも明らかに。
目次
はじめに 『環ウソ』を読まれた人たちへ
第1章 『環ウソ』のここがウソ!その1―ペットボトルリサイクル
第2章 『環ウソ』のここがウソ!その2―地球温暖化とマスコミ報道
第3章 『環ウソ』のここがウソ!その3―小ネタいろいろ
第4章 武田教授と直接対決
第5章 ペットボトル再生工場を見学
第6章 武田教授にメールで質問
第7章 『環ウソ2』のここがウソ!
第8章 地球温暖化問題・どこまで本当なの?
エピローグ 心の中の「外部費用」―環境問題は宗教か
著者等紹介
山本弘[ヤマモトヒロシ]
SF作家。1956年、京都府生まれ。1987年、ゲーム創作集団「グループSNE」の一員となり、ゲームデザイナー/作家としてデビュー。その後フリーに。小説家としての活動以外にも、「トンデモ本」を収集・批評して楽しむ趣味人のサークル「と学会」の会長も務め、ノンフィクション作品も数多く世に送り出している。一児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shinobu_o
5
実は『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』は読んでいない。しかし、環境問題については、懐疑派推進派双方ともに、どことなく変なところがあると感じていた。そういうぼんやりしたギモンの一部の回答、そして残りの問題について調べる方法を教えてくれる本。確定できないことは分からないと言い、自分好みの結論にむけてデータを編集したりしないのが、科学的な誠実さなんだなあ、と思いました。2009/05/10
Hiroki Nishiyama
3
自分の足で真実を調べるといっても、難しいよなー。論文とか読んでも、その論文はまた何かを引用した論文で、っていたちごっこになってしまう。その世界の最前線にいるエキスパートに聞いたって、嘘をついたり、隠しごとをしたりもする。結局、その世界で実際に働いてみなっきゃわからないことが多いと思います。ただ、それと同時に真実を見極める目も養わ負ければ、短い人生で得られるものも少なくなってしまうとも思いました。2010/03/01
noritsugu
3
うーん、困るよ、武田教授。誰が本当のことを言っているのか分からなくなるぞ。多分全部がウソではなさそうな気はする。本書も問題点はあげているけど、全て間違っているとは言っていない。正しそうと判断できそうな論を列挙してくれていないのは不親切~。2009/08/06
Mr.deep
2
糾弾パートは山本弘の生真面目さと底意地の悪さが表に出すぎててちょっとうへぁですが。後半の問題提起パートは実に良質。環境問題の入門書にどうぞ2021/01/17
なつみかん
2
つまり、ナントカ教授の言うように「教科書を信じるな」ってことでしょ・・・そもそも本庶教授の言葉なら引用元をきちんと見ろ、自分!凸(ーーメ 2018/10/07