出版社内容情報
本書は、わが国経済の中心にいて第一線で活躍しているビジネスマンが集って、日本という国家のあり方について検証したものです。
まず、わが国が直面している危機を、国家財政、経済、社会保障、教育、社会の５つの面から掘り下げて行き、それら５つの危機の裏に潜む構造問題を政・官・民それぞれのセクターごとに分析して、各セクターとも『自分(中心)主義』を超えられていないことに問題の本質があることを炙り出してみせています。次いで『自分(中心)主義』を超えて政・官・民がそれぞれ痛みを分け合って、目指す国家を実現して行くための具体的な戦略を提示しています。
人口減少・財政危機・社会保障制度・教育荒廃・社会現象など焦眉の危機についての対策を提言した好著。
内容説明
国家財政、経済成長、社会保障、教育、行政の在り方、社会問題など日本の抱えるさまざまな問題にメスを入れる。「政」「官」「民」がトータルで痛みを分け合う、改革こそ重要と説く。
目次
はじめに―『脱・自分主義』が日本を救う！
第１章 五つの危機が日本をそしてあなたを襲う―これが日本国家の最悪シナリオ！
第２章 日本の危機の裏に潜む構造問題―『自分主義』を超えられない、「政」「官」「民」それぞれに問題あり！
第３章 『自分主義』を超えて―あなたの痛みが日本を救う！
第４章 目指す国家実現のための戦略構築―「第３の開国」にふさわしい夢と活力あふれる社会をつくるための戦略はこれだ！
終章 ビジネスマンによる手作りの“日本再生論”―「政」「官」「民」のトータルシステム改革で新たな船出をあなたも主人公のひとりだ！
おわりに―サイレント・マジョリティーに甘んじるな、ビジネスマン！
参考 日本を覆う五つの環境変化を再確認
著者等紹介
加藤寛［カトウヒロシ］
現職、千葉商科大学学長。慶應義塾大学名誉教授。経済学博士。専門、比較経済体制論・公共経済分析論。大正１５年４月岩手県千厩町生まれ。昭和２５年３月慶應義塾大学経済学部卒業。昭和４１年１０月慶應義塾大学経済学部教授。平成２年４月慶應義塾大学総合政策学部教授・学部長（～平成６年３月）。役職、日本経済政策学会会長（Ｓ５５‐Ｓ５８）。日本計画行政学会会長（Ｈ元年‐Ｈ７．３）。日本学術会議会員（Ｓ６０‐Ｈ３）。ソ連・東欧学会代表理事（Ｓ６３‐Ｈ３）。公共選択学会会長（Ｈ８‐Ｈ１５）。政府税制調査会委員（Ｓ６２‐Ｈ１２）。会長（Ｈ２‐Ｈ１２）。内閣府顧問（規制改革担当）（Ｈ１６‐Ｈ１６）。郵政民営化情報システム検討会議座長（Ｈ１６‐Ｈ１６）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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