目次
第1章 “幸せづくりのひと”づくり(“幸せづくりのひと”づくり;幸せの条件;バリアフリーの心 ほか)
第2章 松本大学の“志”(松本大学の“志”;ユニバーサル時代の大学モデルづくり;松本大学の「オーダーメイド教育」へのチャレンジ ほか)
第3章 二十一世紀の社会と生き方(二十一世紀の社会と生き方;日本人であることの意味;“和風”の国際貢献 ほか)
著者等紹介
中野和朗[ナカノカズオ]
1933年(昭和8年)、信州人の両親の次男として滋賀県に生まれる。1964年(昭和39年)以降松本に定住。信州大学文理学部にて望月市恵、神波比良夫教授らの薫陶を受ける。東京都立大学大学院人文科学研究科にて独文学を専攻、井上正蔵、大山聡教授らに師事。文学博士。信州大学人文学部長、信州大学共通教育センター長。信州大学名誉教授。松本大学学長、松本大学松商短期大学部学長
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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今年、松本大学は開学10周年との由。地域貢献できる人材輩出を第一に、教育実践してきたようだ。2004年当時の学長の著者が、「幸せの実感できる住みよい地域社会」(15ページ)を実践して、ブータンのGNHが注目される前から、幸せの解明を果たされてきたことは特筆できる。幸せは感情。だから、人間の感情を分析するA.スミスの『道徳感情論』も想起できる。話し言葉なので、誰が読んでも一度で理解可能なのもいいところか。幸せな人生に、幸せな家庭や幸せな地域がある。ただ、現実は格差が深刻化しているので、なかなか、理想に遠い。2012/06/28