• ポイントキャンペーン

評伝宮崎滔天 (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784902854145
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

belier

2
孫文の革命を支援した宮崎滔天の評伝。若くして死んだ兄の影響を受けて中国での革命を夢見た滔天は、妻の槌、その姉で『草枕』の那美のモデル前田卓も引き込み、家族ぐるみで革命家たちの活動を援助した。とはいえ、革命に猛進した人生ではなく、繊細な感性の彼は悩んだ挙句に一時は浪曲師になったり、引き籠ったり、晩年は新興宗教に凝ったりする。著者は、滔天の実務能力のなさに辛口ながら、志の高さ、感性の豊かさ、文才を高く評価する。義人的な性格は田中正造に類似するものがあるとまで言う。尖った評伝であったが、滔天の魅力は伝わった。2022/01/29

無職のhkmaro

0
豪放磊落な革命家、という一般的なイメージを覆す本。滔天には繊細で内面的で神秘家的な側面があった、という主張。滔天がなぜ娼婦にモテまくったのか、という点に考察を加えているところも面白い。

tkm66

0
著者が若い頃に書いていた同人誌『暗洞』・そこにも言及していた文章があった様な。2010/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1511041
  • ご注意事項